[2]ゴッドイーター導入から考える、ユニバーサル VS 山佐の歴史 [2015/5/11(月)] |
芸能人ゲストに矢口真里を起用したからです。
矢口さんが復帰して間もなくだったことから、一言一言がニュースになっていた時期でしたから。
業界的に、よっぽどの大型版権でもない限り展示会をやらなくなった昨今。
矢口真里効果でヤフーに載り、不特定多数の人に見てもらえたのはコマーシャル的には大成功だったのでしょう。
良かったですね、山佐さん。
というか、山佐は基本的に展示会の時に起用する芸能人の間が良い。
「モンキーターン2」の時には、大の競艇好きということで「坂上忍」を起用したら、展示会直前に坂上忍の熱愛報道。
坂上忍が役者とは違うキャラでブレイクしていた時でしたから、報道陣殺到。
それこそこれもヤフーのトップに載る等、こちらもコマーシャル的に大成功でしたからね。
良かったですね、山佐さん。(2回目)
しかし、個人的には業界にいてそこそこ長かったりするので、ちょっと心配なことがあったりします。
今回、「わざわざ」納入日を5月10日に設定したわけですよ、山佐さんて。
開発ベースで言えば、昨年販売された鉄拳3よりも早く販売できたのではないかと言われていたくらいなのに、わざわざ5月10日なのですよ。
で、
5月10日をGODの日って制定したのって・・・。
ユニバーサルなのです。
元々、
ユニバと山佐はあまり仲のよろしくないメーカーさんですので、「え?大丈夫?『また』もめない?」なんて勝手に心配しているわけですよ。
一番最初の一番大きな揉め事は、ユニバーサルの日電協加入時。
そもそも現代パチスロの父は、ユニバーサルの岡田会長と言われています。
その最たる理由が、レバーオンの時点で成立役を決定させる
「前段方式」の発明。
この前段方式が生まれるまでは、揃ったラインの絵柄を元に成立役を決めるという
「参照方式」がメインでした。
しかし、この参照方式だとリール配列が画一的になったり、リール制御の裏をかいて無理やりボーナスを揃えられてしまったりとデメリットが大きかった。
それを「前段方式」にて短所をなくしたわけですから、パチスロにおいては昨今の発展になくてはならない大発明だったわけです。
その発明の「特許」を持っていたのは、もちろんユニバーサル。
となると、他社が前段方式の台を作るとなると、ユニバーサルに多額の特許使用料を払わなくてはならなくなってしまいます。
ここで岡田会長、おっとこまえ発言。
「え? いいよ。 みんなで使って。」
文字通り、そう言ったかは定かではないですが、
回胴メーカー各社で前段方式を共有しようということになったのです。
なので、現代パチスロの父と呼べるわけです。
当時の事を思えば、それこそメーカー各社ともに、岡田会長のことが「GOD」に見えたことでしょう。
こうして、前段方式をはじめとするパチスロ機開発になくてはならない技術を共有し、パチスロは発展していきます。
ここで終われば「めでたしめでたし」なんですが、そうならないのが岡田クオリティ。
今度は唐突にこう言うわけです。
「わたし、日電協から卒業します!」
一体どこの48グループだ!って話です。
皆で使っていいよと決めておきながら、いきなりの日電協脱退ですから。
あっ。
ちなみにこの脱退は、
先月の脱退とは違います。
先月の脱退は実は2回目ですので。
あしからず。
このユニバーサルの日電協脱退に激怒したのが・・・そうです。
山佐の佐野会長です。
急になんだというわけですね。
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