[1]遊技くぎ問題摘発事案を掘り下げる [2016/7/11(月)] |
さて。
41回目、「春川亭三七」改め「春川亭三四」でございます。
・・・なんてね。えへ。
というのもですね。
この度、6月末の風営法の改正に伴い、ぱちんこ・パチスロ関係の風営法営業種の区分けが「風営法第1条第7項」から「第4項」の項目に分類分けされましてね。
わたしの名前の由来の「三七」は、「三」は自身の所属先から拝借し、「七」は「七号営業」から拝借していたものなので、「えー?じゃあ自分の名前も変えなきゃいけないかなぁ・・・」なんて思っていたのですけど、「三四(さんし)」ってね〜・・・。
漢字は違えど、音がいっしょですからね〜、「三枝」と。
なにかい?
じゃあ、わたしは文章の合間にちょいちょい「およよ」とか言ったり、将来的には「文枝」に変えなきゃならないのかえ?
なんなら、将来的には芸名に色入れているような人と不倫でもして浮名を流したりしてやろうかしら?
まぁ、冗談はさておき。
今後も「三七」で続けていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしく。
さて、それでは本題へ。
前回のコラムでもちょいちょい振っておきました、京都と横浜の遊技くぎ摘発事件について、掘り下げて私見も交えてお伝えしてみましょう。
【京都城陽市のホールの摘発事案概要】
今回の「申請機と異なる可能性のある遊技機」の問題が、Yahooのトップニュースでも報じられるほどの大きな自主回収事案となったため、ぱちんこの違法機問題に対して多少神経質になりすぎている時期なのに起きてしまった摘発事件。
本質的にぱちんこという遊技がくぎの傾きに依存する以上、くぎを適当に叩く必要があるのはもはや周知の事実であるわけで、ある程度の制限はあれど、許容されていたものです。
もともと「釘師」という職種の方もいたくらいですから。
むかーし、あったでしょ?
ナインティナインの岡村さんが巨乳の釘師とスキャンダルになったとかなんとか・・・。
そういう職業もあったわけです、当時は。
ってもう、10年以上も前の話ではありますが。
で、その城陽市の遊技くぎ。
どうやら、命くぎのピッチが13.8ミリもあったそうで、これってかなり広い部類。
というか、そんな店いまだにあったんだっていうレベルです。
さらに言えば、元々お店の「カラー」としてかなりのイケイケのお店で、城陽市の所轄から再三再四注意をされていたようで、それでも露骨に広い釘調整をやめていなかったっていうのだから、もうこりゃいつどうなってもおかしくないってレベルの話だったんです、業界的には。
特に今回の「申請機と性能が異なる可能性のある遊技機」の問題をさておいても、ホールはくぎの調整に関しては本来相当に細心の注意を払わなければいけないレベルにまでなってきていたわけです。
現・保安課課長の小柳氏が道警所属の時に、北海道のホールでも釘調整問題で行政処分事案はあったわけで、その時から当たり前のように、
「くぎ調整をするときは防犯カメラ等に映り込まないように徹底する」
「釘調整は釘調整の現場が外から見えない状況でおこなう」
「釘調整現場を店内スタッフに流布させない」
・・・など、そういう許容されている範囲を徹底して守る必要があったのに、それが結果的に外に漏れてしまい、摘発に至ったわけです。
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