[1]回収機リスト第1弾と第2弾が公表、その内容を評価してみる [2016/3/7(月)] |
36回目は間が空いてしまいました。
春川亭三七です。
ご無沙汰しております。
隔週更新のくせに1回空けてしまうと、とんでもなく久しぶりな気がします。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
まぁ、文字数割いてまで言い訳することでもないのですが、インフルエンザにかかりましてね・・・。
しかも、肺炎までついてきやがる始末で・・・。
ほんと、冗談抜きでちょっと死にかけましてね・・・。
1週間はほぼ寝たきりでした。
さすがにクランキーの大旦那に「すみません・・・。今週の原稿は休ませてください。」とお願いしたら、これを快諾いただきまして、ほぼ、1ヶ月ぶりの登場と相成りました。
今ではすっかり元気になりましたので、これからも今まで以上に、躍起になって頑張っていく所存でございます。
皆々様、どうぞこれからもご贔屓に。
今まで以上にというのは、「文字通り」そのままの意味でして。
今月より
隔週から毎週に変更させていただく運びとなりました。
毎週と言っても、毎週業界コラム、業界の中の事、というよりは、「業界コラム」と「緩めのコラム」と2枚看板で、ですが。
正直、いい加減たまってしまった質問に回答したいなぁという気がかりもあるし、一部、評価いただいた「落語」を引用したような記事も書きたいですしね。
そんなわけで、もちろん不安もありますが、来週に更新されるであろう「緩いコラム」の方もどうぞお目通しいただければと思います。
さて、それでは早速本題の方へ。。
「回収機リスト」の公表における業界の中の動きを探ってまいりましょう。
【第1弾リストと第2弾リストの内容はどうか?】
第1弾リストに関していえば、「こんなことでいいのか?この程度の内容では警察庁に怒られるのではないか?」と言われるほど、すでに市場での評価づけのついた機種構成ばかりで、かつホールでの占有率の低いものばかりでした。
1万台を超える機種は「牙狼〜FINAL〜」(約15,000台)と「ルパン」(約23,000台)くらい。
しかも、この2機種もすでにその後継機が出ていますから、ホールとしても徐々に減らしていくことが前提の機種だったのではないでしょうか?
正直、個人的な印象としては、この第1弾リストに関しては日工組サイドの全日遊連サイドへの「探り」だと思っています。
このリストが出た時点で、全日遊連がどういう要求を日工組に突き付けてくるか?ということに対して。
というのが、3月7日現在においても日工組と全日遊連での下取りに対しての交渉は片付いていません。
全日遊連の要求は、頭から一貫して「不正と認めたリストについてはメーカーの無償交換」であり、それに対して
日工組は「無償交換はちょっと乱暴では?」というのが現状。
何度も書いていて心苦しいですが、今回の『日工組』から出されたリストというのはあくまで「認定を取った状態と納品時で状態が違うとメーカーが認めた」リストであり、「納品時からホール稼働において『釘がたたかれていない』ということを保証する」リストではないのです。
なので、第35回コラムにあるように、日工組として稼働状態のものを納品状態の製品保証ができないと言っているし、だから、「お互い歩み寄ってよ」って話なのです。
この回収リストが出る時点で、メーカーサイドはある程度の補償を認めています。
その補償の程度がまだ固まっていないからこその、「第1弾リスト」のような市場での占有率の低い機種がリスト化されたのだろうと思います。
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