[3]回収機リスト第1弾と第2弾が公表、その内容を評価してみる [2016/3/7(月)] |
【『回収リスト』と『高射幸性機リスト』の大きな違い】
なんとなく、遊技くぎの問題で影に隠れがちな「高射幸性機リスト」ですが、「高射幸性機リスト」の効力は別に回収リストのおかげでないがしろになっているわけでありません。
そもそも、回収の「前提」が両者では大きく違います。
その性質の違いを簡単に言ってしまえば・・・
■回収リスト
釘の状態に問題があるから撤去に対しての法的拘束力がある。
■高射幸性機リスト
現市場にそぐわない機種だから撤去の決定権がホールにある。
・・・ということになります。
回収リストはもはや認定を受けたものとは違うわけですから、それをずっと使い続けることは不可能です。
まだ現時点では、「リスト第1弾は○月までに外せ」とか、具体的な内容は決まっておりませんが。
高射幸性機リストはいわば、全日遊連から出された「シェアコントロール案」に対する補強策です。
高射幸性機は、ぱちんこでいえば399分の1を前提とするMAXタイプであり、パチスロでいえば純増3枚を前提とするAT機です。
それらをホールから一気に無くせということになると、ホールの運営がどうにもならなくなるので、「段階的に外していきましょうよ」という「自主規制案」なわけです。
基本的には「(当時は)認定の取れた機械」という認識なわけですから、「現在の市場のトレンドにそぐわないとはいえ、それをそのまま置いておいていいということはないから、置いておいていい期間を定めましょう」というのが、高射幸性機リストです。
メーカー、ホールとしての努力の結果なのです。
その結果としてだと思うのですが、最近都内のホールのパチスロコーナーに「モンハン月下」と「エウレカ2」などをシマ単位で導入しているホールを見かける機会が増えました。
「まだ」使っていい、高射幸性機のリストに載る「であろう」と思われるものを、今のうちに使っておこうということなのだろうなと思います。
現状、まだメインARTなどの評価が芳しくないですからね。
「昔取った杵柄」的に、まだ導入できるATタイプを入れておこうということのように思います。
この辺がなんというか・・・。
メーカーとホールの団体だけでは一枚岩になれない悪しき習慣のようにも見えますけどね。
評価が芳しくないなら、評価をしてもらえる土壌をきっちり作るのが先決だと思います。
ノーマルタイプの割合を増やすとか、メインARTにきっちり「魅せ台」を作るとか。
結局、メーカーやホールだけでなく、中古機流通においてもきちんと管理しなくてはならないとは思うのですがね。
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