[1]2016年の業界展望 [2016/1/11(月)] |
新年1発目。
あけましておめでとうございます。
春川亭三七でございます。
暖冬の続く今年の冬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
わたくしは、風邪ひきましてね…。
忘年会はキャンセルしたり、会社の納会でも飲めなかったりと辛い年末年始でございました。
読者諸兄に置かれましては、「三重のオールナイトで勝ったぜ?」や、「初打ちからフリーズ引いたぜ?」など是非景気のいいお話を聞かせていただければと思います。
その折には、当サイトの「画像集」や「読者日記」へ投稿いただき、今年も「立ち回り講座」を是非にご贔屓いただければと思います。
わたくしも微力ながら当サイト「業界コラム」コンテンツとして業界に対する興味・知識欲を満たせるよう努力していく所存でございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
さて、新年一発目の所信表明もそこそこに。
昨年末の記事にてメーカーの展望を書かせていただきましたので、今回のコラムでは昨年末の警察庁のご指導に揺れる「業界全体」の展望をお届けしようと思います。
【釘問題の今後】
やはり、ここに触れないわけにはいかないでしょう。
当サイトはパチスロが主ですが、ここを通らないことには業界展望は見えてきませんのでね。
「やれメーカーのせいだ」
「やれホールのせいだ」
「いや、まずは今後の問題から解決せい!」
…と、ご指導がブレブレになった釘問題ですが、少なくとも現状市場にある台をなんとかしないといけないのは変わりません。
このまま放っておいたら、メーカーもホールも大手・中小かかわらず必ず淘汰されますのでね。
今後、「日工組」主導の下、違法機のリスト化はされていきます。
どういう段階でどういう風にリスト化していくかはまだ未確定。
なぜなら、警察庁はこのリスト化を日工組に丸投げしてしまっているから。
「可及的速やかになんとかしろ」と言われているので、のんびりしていいわけではありませんが、焦ってやる必要もありません。
おそらく「高射幸性機」の「シェアコントロール案」に枝葉のついたレベルで進んでいくのではないかと個人的には思っています。
年末の12月26日に「違法な遊技機が跋扈していることを業界的に危惧している。それを撤廃していくよう努力していく」といった内容で、6団体合意(全日遊連以外)記者会見が開かれました。
警察庁の指導でいうところの「リスト化の前に『健全化宣言』からスタートしろ」を守り、年末の忙しい中、組合の役員レベルまで顔を突き合わせて、健全化声明を用意したわけです。
その内容は「Yahoo」のトップニュースにも載りましたから、ぱちんこ・パチスロの好き嫌いは置いといて目にした方は多いことでしょう。
これらの声明を受けて、業界では「4月を目途に違法機は撤廃されるのでは?」と噂になりましたが、実はどの組合からもメーカーからも、具体的に4月にどうにかするなんて声は上がってきていません。
おそらく、以下の事実に尾びれ背びれがついて噂として広まったのではないかと思われます。
その事実とは・・・
「海物語3IN沖縄(沖海3)」の検定有効期限が「4月」に切れる。
ということ。
なんだかんだ、やはりぱちんこでは三洋物産が強いもので、現在ぱちんこにおいて一番長期稼働されていて、市場占有率が高いのは「沖海3」です。
その数およそ8万台。
なので、
もし沖海3が「違法機リスト」に掲載されたとしたら、市場から一気に8万台のぱちんこ台が姿を消すことになります。
そうなっては言わずもがなの「ベニヤ」です。
大中小問わず、一気の入れ替えなんてほぼほぼ無理ですから。
違法機認定がされないのであれば、「検定」が切れた後に「継続設置認定」は認められています(部品変更の承認は不可)ので、機械の劣化や客滞率を見ながら入れ替えをすればいいということになります。
ということはつまり・・・
今後出てくるであろう違法機リストにおいては「沖海3」が入っているか否かに依存してくるわけです。
そして、「沖海3」の撤去されていくスピード感でパチスロの市場レベルも変わってくる可能性があるわけです。
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