[1]今年の各主要メーカーの総括&今後の展望 [2015/12/21(月)] |
年の瀬でございます。春川亭三七でございます。ようやく声を大にして伝える感じになりました。
はい。
皆さんご一緒に。
「冬が来た!」
いやぁ、今年の冬は本当に暖冬で…。
秋田県では、雪もないのにスキー場開きをしないといけないところがあったり、関西の方では夏日(最高気温25℃以上)を記録したところがあったとか…。
もう、四季の4番目が来ないんじゃないかというくらい寒さが穏やかでびっくりしておりました。
しかし、暖冬が嫌味に聞こえるくらい業界的には今年は本当に冬の時代でした。
メーカーにおいては、倒産や自己破産、事業撤退などの目にするのもつらくなるような暗いニュースが多かった年となりました。
というわけで、今週は2015年のメーカーの寸評と、今後の展望について記していきたいと思います。
第1回目の「メーカー動向予想」と比較して読んでいただけるとわかりやすいかもわかりませんね。
それでは、いってみましょう。
■ ユニバーサルグループ ■
【2015年寸評】
やはりというか、落ち着くところに落ち着いた感で、今年の唯一の安定株はユニバーサルグループでした。
販売台数的には大ヒットと呼べるものはなかったでしょう。
しかし、本当に唯一といっていいくらい、1年を通して、コンスタントに販売がされました。
お蔵入りしてしまった機種もあったといわれながらも、それを補って余りあるコンテンツ力にて結局数多くの機種を世に送り出してきました。
そして、その多くが長期稼働を誇っているのもすごいところ。
それなりに売った台の中で、あまり稼働が芳しくなかったのは「シャドウハーツII」くらいではないでしょうか?
HANABIから始まった今年のユニバーサル。
文字通り、大きな打ち上げ花火を上げることに成功した年と言えるでしょう。
新台の評判もさることながら、再販に至るほどの人気を市場で得たというのもユニバーサルのすごいところ。
バジリスク絆や沖ドキ!の増台。
HANABIも一時期100万を超える中古機価格をたたき出したこともありました。
非液晶機で100万オーバーって…。
原価どんだけだと思ってんだ全く…。
と思っていたら、コストダウンに成功したHANABIのマットブラックVer.の発売。
本当に今年は、非の打ちどころがなかった唯一のメーカーでしょう。
【2016年展望】
今年から何度目かのチャレンジでぱちんこの開発にも着手してきていますが、まだぱちんこに関しては様子見といったところでしょう。
ユニバにしては珍しく設計はほぼ外注に丸投げでしたし。
今後は自社設計を目指す動きがあるようですが、釘の問題も根本的に解決したわけではありませんから、焦らずにマイペースで開発を続けるのだろうと推察されます。
なので、ぱちんこはおいおいといったところでしょう。
となると当たり前のように、主に据えるのはパチスロ事業。
年明けからは沖ドキの新基準の販売(申請適合済)があり、そのあとには新筐体で、なにやら一発狙っているようです。
また、その筐体の評判がすこぶるいいとの噂。
相変わらず、「Aプロジェクト」の方でもHANABI〜サンダーに続く機種の開発をしているなんて声も入ってきますから。
来年もしばらくはユニバ1強時代が続くのではないでしょうか?
そんな状況のユニバーサルですから、販売方法でも奇をてらうような方法を考えているようですよ。
こちらもまだまだ噂レベルですけども。
特許の方においても、訴訟が続いていた日電特許との争いも和解が成立し、業界内でもさらに存在感を発揮しているといえるでしょう。
来年もよっぽどのことがなければ、トップを走ってくるであろう、ユニバーサルに来年も注目です!
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