[1]釘問題の回答を受けて〜淘汰されるべきはメーカーかホールか〜 [2015/12/7(月)] |
年の瀬も迫ってまいりまして、寒さ身に染みる今日この頃。
皆様いかがお過ごしですか?
春川亭三七でございます。
「師匠も走る」と書いて師走の12月になり、手前もなかなかに忙しい日々を過ごしております。
此度の釘問題を受けたといっても、メーカーとしてはまるっと開発ストップではないですし、何なら逆に試作の依頼が増えているような状態。
話を聞いているイメージだと、やはり特にユニバーサルが開発に躍起。
「自分らぱちんこの方は特に困ってないんで!」
と言わんばかりに、現行筐体でのパチスロの試作を作っているようです。
「HANABI」から「サンダーVリボルト」にした際に、筐体モデルをマイナーチェンジしたことによりコストダウンに成功した新作の「HANABI」。
そこそこの安値で卸したみたいですから、再販の割にはなかなかの売れ行き。
本当はもうちょい売りたかったみたいですけどね。
業界の状況を考えたら売れた方でしょう。
オリジナルコンテンツの強みもあり、筐体のマイナーチェンジでコストを下げる。
結果、再販でも売れるっていうあたりはさすがの一言ですね。
やはり、今年はユニバの年と言っていいでしょう。
といったところで本題です。
前回の記事にて「釘問題」についての「一応」の回答をお送りしたわけですが、この警察庁の見解を受けて、やはりというか当然のように起こった責任論。
この辺の根っこの部分を今回はお届けしたいと思います。
【日工組と全日遊連の言い分】
「日工組」からすれば、ホールの扱いやすいような申請釘にして申請していたというのが実情。
いうなれば、「釘が現場で叩かれる」というのを前提にした設計にしていました。
そういう経緯から、申請釘と市場設置台での性能乖離が認められるという事を「一部」認めることになったので、日工組からしたらメーカーにだけ責任追及されたら辛い。
というのが現状です。
対して、ホール側の全日遊連は、今回の釘問題が勃発する以前から「検定通過した時と同じ状態で納品してほしい」ということをお願いし続けています。
そして、今回の警察の指導は釘調整をしているか否かではないので、今回の問題は「メーカーにこそ責任がある」とメーカーだけに責任追及するような格好です。
まぁ、パッと見の印象では「日工組は歩み寄りたいけど、全日遊連はメーカーに責任追及したい」って感じに映ります。
全日遊連の立場からしたら、「ここで引けるか」っていうのが本音でしょうか?
そうなったのにも理由はあるわけですが・・・。
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