[3]釘問題のゆくえ〜警察庁の狙いはどこに?〜 [2015/11/23(月)] |
【うまく立ち回った警察と、丸め込まれた業界】
「適合」〜「検定」〜「認定」の流れの中では、「開発責任」・「設置責任」があるわけです。
となると、開発した台の責任はメーカーにあり、設置した台の責任はホールにあると大別できます。
しかし、その両方に国と地方の「公安委員会」が絡んできますよね?
メーカーとしては、「保通協」の適合と「公安委員会検定」の授受。
そして、ホールとしては設置の「認定」と営業の許諾。(正確には許諾は都道府県警所轄の管轄ですが、便宜上このまま進めます)
もし、「2項取り消し」に舵を取るのであれば、結局のところ「保通協」のあり方にまでメスが入ってしまいます。
そしてホールにしてもしかりで、「無承認変更」を取り締まれなかった所轄のあり方まで目をつけられてしまいます。
そうなると、業界の土台からぐらりと揺らぐことになりかねません。
なので、「(とりあえず我々の事は置いておいて)あなたたちがなんとかしなさい!」となっての「遊技機規制違反」という運びになったわけです。
「いや、でも・・・これまでも・・・」って思いもあるわけですが、痛くない腹をさぐられたわけではなく、メーカーもホールもなにがしか腹に抱えているわけですから、忸怩たる思いでこのご指導を受け入れたわけですね。
自浄作用として行なった「遊技機性能調査」を逆手に取られた格好です。
自分たちの責任区分はあいまいなままに、実にうまく立ち回られてしまいました。
【泥仕合にならないために・・・メーカーもホールも歩み寄りを!】
「高射幸性機の抑制」という意味では自浄作用の動きを評価され、かつ日工組が「下取り」を認めたわけですから、ここに関してはもうメーカーがある程度責任を負わなくてはいけないわけですが、今回の釘問題に関してはそうはいきません。
メーカーとしてはこれ以上の下取りはごめんだし、ホールとしては「強制撤去」なんてことになったら、パチスロの「4号機→5号機」の時のように「ぱちんこホールベニヤ祭」の開催になってしまいます。
泥仕合となると、そらもう目も当てられません。
メーカー 「うちはちゃんと規格通り入れたもん! ホールの無承認変更だ!」
ホール 「アホ言いなや! 規格通り設置していて、営業成り立つかい!? 2項取り消しだ!」
この繰り返しになること必至です・・・。
いやぁ、笑えない。 笑えないよ・・・。
せっかくぱちんこで「天元突破グレンラガン(ミズホ)」適合したのに笑えないよ…。
余談ですが、ぱちんこ・「グレンラガン」、ミズホ(ユニバ系)で適合しましたが、これ、「じゃあ、パチスロもユニバ系で期待できるかな?」なんて思ってもまだなんとも言えません。
だって、版権持っているのは「フィールズ」ですから。
ユニバ系でぱちんこ出したって、フィールズにはまだ版権の売り先はありますからね。
ナナショウやビスティ、他にも旧アリストのクロスアルファとか。
パチスロはどこから出るのかまだまだ予断を許しません。
ちなみにわたし、グレンラガンめちゃめちゃ好きでしてね。
ガイナックスの作ったアニメだったら、エヴァより断然グレンラガンです。
もし未視聴の方がいたら、一度観ていただきたい。
どうでもいいって?
いや、観てみなさいって。
面白いから。
読者を信じる俺を信じろ。俺を誰だと思っていやがる?(←グレンラガン好きな人ならわかります)
さて、閑話休題。
業界内の話ばかりだったので、箸休めでぱちんこ・パチスロの話を入れてみましたが、本題に戻ります。
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