[2]警察庁の指摘事項を受けて、さてメーカー各社腕のまくりどころ! [2015/9/28(月)] |
【近々に登場する機種/今後主流になる機種】
「北斗の拳〜強敵〜」にて、一通りの「新基準機」の大波が落ち着いたと思われます昨今。
いやいや、そんな・・・。
甘いもんじゃございません。
2015年11月、ホールは新台のラッシュに包まれた!
北斗っぽく言わせていただくと、ホントもうこんな未来予想図が簡単に目に浮かびます。
なーんで、そんなことになるかというと、「申請持ち込み期限」や「新台設置期限」があるからなんですね。
今に至る過程を簡単に分類させていただきます。
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AT/ART−@旧基準機(型式試験方法変更前)
9月15日までに型式試験を終えたもの。(新規申請はなし)
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AT/ART−Aサブ制御基板管理(型式試験方法変更後)
今年の11月末までに設置完了しなくてはいけないもの。(申請適合済品はあるものの新規申請はなし)
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AT/ART−Bメイン基板管理(通常時出玉率≧100%)
型式試験持ち込み期限が今年の11月末までで、かつ新台の設置期限が来年の7月まで。(現在、市場で「新基準機」と言われているもの)
通常時出玉率≧100については後述。
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AT/ART−Cメイン基板管理(通常時出玉率<100%)
11月までのソフトランディング期を経て、メーカー各社が型式試験の「スタンダード」にする目標としている種類。
申請通過状況については後述。
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この4種類に「ノーマルタイプ」が加わり、「AT/ART−C」と「ノーマルタイプ」が今年の11月以降のトレンドになります。
スタンダードは、AT/ART−Bでしょう。
検定切れまで設置できるという事は、3年は仕事できるという事です。
そこまでの「長命」な台がどれだけ出てくるかが要注目ですね。
AT/ART−@と−Aについては、もはや開発するメリットはありません。
というか、どこもしてないでしょう。
なので、今後検定切れとともに徐々に市場から消えていきます。
ただし、メーカーがもし旧基準での試験方法時に申請通過したものを持っていたとしたら、それは11月までに設置を終えなくてはならない。
つまりは、「売れるものは売っておけ」となっている状況です。
AT/ART−Bが、今市場を賑わせている新基準機です。
申請期限と設置期限は上述のとおりですが、メイン基板の「通常時出玉率≧100%」ってなんじゃらほい?って話ですよね?
要は、「型式試験時に通常時の小役を全部取りこぼさずに得られる出玉率」という事です。
細かく説明するとキリがないのですが、簡単に言いますと・・・
ゲームスタートした時からずっと、「ゴッドイーター」でいうところの「感応現象」が続いていて、かつレア役も一切取りこぼさない状況で、出玉率(ホールでいうところの機械割)が100%以上出ている状態。
と思っていただければ結構です。
なので、いわゆる通常時という状態において、出玉率がどうしたって100%超えてしまうわけですよ。
ベルから何から全部とれるのですから。
一般的に言われるペナルティなんて完全無視です。
で、そうなると・・・。
いわゆる「AT中」というものも、「通常時」と変わらないわけです。
その出玉性能を、警察庁としては危惧したわけですね。
「射幸心煽りすぎ」と。
これに対して、時の技術部長、現日電協会長の佐野氏が、
「メイン管理で通常時出玉率100%未満に抑える!」
と、宣言した結果の「5.5号機」時代というわけですね。
で、いきなりまるっと切り替えるとなると開発中のものが一切合切頓挫してしまうことになるので、こういう規制に向けた「お茶濁し」期間が生まれたわけです。
その期間中に開発→申請→適合となった結果・・・
11月に向けて、25機種プラスアルファの機種が販売されるということになりましたとさ。
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