[2]好調ユニバが急ブレーキ!? サミーは反撃の狼煙となるか? [2015/9/7(月)] |
「1強体制に陰り?」と言うには、もちろん他に理由もある。
ここのところ、申請不適合が続いているようなのだ。
10月以降も、再販以外のところで「ホールをユニバ一色にする気だろうか?」というくらいの勢いで計画されてきていたものが、軒並み白紙に戻されている。
現在、不適合だった機種の作り直しで、開発の人間は徹夜続きで大変だという声まで聞こえてきている。
心配である。
寝てほしい・・・。
寝不足の変なテンションで作ったら、中途半端な台が作られるのではないかと心配でこちらが夜も眠れない。
冗談はさておき。
以降は推測になるが、もしかしたら
ユニバーサルが「日電協」を脱退したことがここにきて影響しているのかもしれない。
各子会社は、いまだ「日工組」にも「日電協」にも加盟したままではあるが、「結局のところユニバーサルでしょ?」というのはもはや業界の常識。
基本的に、警察や保通協の指導としては「非組合が生まれる環境自体が業界として問題があるのだろう」というスタンス。
しかし、日電協にいようがいまいが、保通協申請を通さなければいけないのが、この業界。
そして、出る杭は簡単に目立つので、打たれるのも簡単なのである。
まさか、そんな陰湿な意地悪を保通協がしているなんて思いたくはないが、非組の結果の不適合連発の可能性すら否定は出来ない。
だからと言って、ユニバーサルがまた日電協に戻るとも思えないが、初動の評判が悪いこと以上に新機種が出せないのは問題だろう。
基本的に、機械の申請が通らないことは「企業」として追い風にはならない。
しかし「ホール目線」で見てみると、悪いことではないかもしれない。
現時点で、11月に販売を予定されている機種が16機種とあまりにも多すぎるのだ。
そしてこれは、日程を後ろに倒すわけにもいかない。
完全なる「旧内規台」だから、11月までに設置完了が義務なのだ。
とはいえ、当然ホールとて購入台数には限界がある。
売れる機種売れない機種が顕著に出るだろう。
各メーカーの機種が入り乱れるこの時期にわざわざぶつけてこないとなると、ユニバーサルとしては高みの見物が可能になる。
そうなれば、市場が落ち着いたときに販売が出来るという強みが生まれる。
申請に適合すれば、の話ではあるが。
申請不適合が続いた結果、11月の過剰戦線に突っ込まなくていいというのは追い風と言えるかもしれないが、今後現状のように申請不適合が続くようだと・・・。
新内規向けに、しばらくおとなしいユニバーサルになってしまうかもしれない。
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