[2]タイヨーエレック解散の噂の真偽について [2015/8/31(月)] |
【解散と騒がれてしまったわけ】
今回、実際問題としてタイヨーエレックに出向していたサミー所属社員にとっても「寝耳に水」の騒動になったのには、もちろん理由があります。
4月に報道のありました「マルホン工業の民事再生」と「奥村遊機の倒産」報道が起因しています。
マルホンにしても奥村にしても、共通しているのが、突然起きた「社長講話が今週あるらしい」という通達でした。
一般的に社長講話というのは、「期初や期末」とか「長期の休暇前」とかに行われるのが普通です。
それが何の前触れもなく発表され、その内容が「民事再生や倒産」だった。
そして同様に今回の騒動でも、タイヨーエレック社内で「本日の午後に社長講話があります。」とアナウンスされたのが8月3日の事でした。
通例であれば8月7日の長期休暇直前に行われていたものが、8月3日となったのです。
この時点で、「普通の講話じゃないな…。」となったのは想像に難しくありません。
そして、突然の講話があったとメーカーと付き合いの深い取引先に伝わり、「マルホン・奥村」の事もあったので、「突然の講話→ネガティブな何か→解散!?」といった印象になり、それが、取引先からホール関係者からなにから諸々に伝言ゲーム的に「尾ひれ背びれ」がついて、「タイヨーエレック解散!全社員解雇へ!」と噂話だけで先行して話が大きくなっていったのが実情です。
「マルホン・奥村」のネガティブインパクトの背景が、タイヨーエレックの噂を大きくしてしまったと言えます。
これまでサミーグループの名古屋拠点として、サミー本体と並行して開発に従事していたタイヨーエレック。
今回の騒動に至るまでにも、何度もこういう話があがっていたのも事実です。
「いつかは『マルホン・奥村』のようなことになる」と。
しかしその都度、サミーの動きからその悪い噂は黙殺されてきました。
では、このタイミングで解体に向かわせた理由は何なのでしょうか?
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