[1]Q&A Vol.1(北斗強敵はどうなのか?/業界人のやる気/パチスロのサウンド/etc.) [2015/8/3(月)] |
20回目の登場となりました。
春川亭三七でございます。
2015年版の「レジャー白書」が発行されまして、2014年度のレジャー産業としての「ぱちんこ・パチスロ業界」に対する、いわゆる成績表みたいなものが発表されました。
今後の連載でかいつまんで、その辺の業界のレジャーとしての立場を「分析」するのも面白いかなと思っています。
いや、なんなら、「レジャー白書読んだ方がはえーよ!」って話だったりもするのですが、ほら・・・、その・・・、レジャー白書って・・・
単価高いんで・・・。
こちらでかいつまんで報告した上で、読んでくださる読者様との温度差を感じていければ興味深いのかなと。
そんな風に感じております。
さて本題。
以前募集させていただきました、皆様の思っている業界に対する質問・疑問への回答をしていこうと思います。
コメントからいくつか拾わせていただいての一問一答コーナーも予定しておりますが、基本的には、いただいたテーマを掘り下げて広げていければと思います。
それでは、記念すべき第1問目はこちらだ!
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いつも楽しく拝見させていただいてます。
質問は、この間グラビアアイドル呼んでお披露目された、北斗の拳の新台の前評判はどうなんでしょう?
業界内のものでも一般のものでも、知ってらっしゃったら教えていただきたいです。
by きるあ
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きるあさん、初めまして。
ご質問ありがとうございます。
実は、一発目にいただいたのがこの質問。
「おお!こいつはタイムリーだ!」と。
ということで、こちらの販売計画や、「開発側」からの声を紹介させていただきましょう。
9月登場予定の
「北斗の拳〜強敵〜」。
販売計画台数は
7万〜8万台程度。
北斗というタイトルを考えれば、それだけの計画を打つ価値は大いにあるのかと思います。
そして、ここからがサミーさんらしからぬところなんですが・・・
販売数増台の計画は「ほぼ」白紙ということ。
なので、「買う側」のホールに選択肢があるということ。
つまりホール側が、自社のホール規模に応じて「適正購入台数」を見極めなくてはならないということにほかなりません。
その見極めをするためには、当然ながらスロットに精通している必要があります。
「北斗だから買う!」ではなく、「面白い北斗だから買う!」と判断できる人がホール側にいるかどうかがカギとなるでしょう。
簡単に、販売方法についても触れておきましょう。
業界の膿として言われているので・・・。
販売方法として、いつも問題視されるのが
「抱き合わせ」や
「機歴」、そして
「購入台数しばりからの納品日の決定」にあります。
「抱き合わせ」についてはいつも問題になりますが、要は「こっちを買っていただくとこちらもついてまいります」的な、どこぞの通販番組みたいな販売方法です。
正直、「いや、そっちは要らないのだけど・・・」となっても、買わないと欲しい方を売ってくれないものだから、買うしかない。
そういうあこぎな販売方法。
そして「機歴」については、「これ買っていただくと・・・次機種の○○(キラータイトル)が・・・」みたいな売り方。
これは、購入単価にも影響してきます。
過去に○○を何台買っているから、今回は○%引きするといった形ですね。
そして、「購入台数しばりからの納入日決定」は、「最速導入いただくためには○○を○台以上購入いただかないと・・・」というような販売方法。
これが正直、最も悪しき習慣のような気がしています。
大型店舗が多くみられる地域なんかで取られる販売方法ですが、結局ホールからしたら選ぶ余地なく、台の「評価」を吟味できずに購入せざるを得なくさせられる方法です。
ホールもホールで、「稼働確保可能」台数以上に購入させられるので、稼働を確保できず、新台なのにいわゆる「通路化」させてしまう状況を生み出してしまうという、悪循環しかない販売方法。
今回の「北斗の拳〜強敵〜」については、「機歴」は当たり前に見られているとは思いますが、
「抱き合わせ」・「購入台数縛り」がないのです。
聞いたところによれば、
サミーにとっては1も2もなく「アラジンAU」の酷評からの名誉挽回を目指しているとのこと。
ゆえに、販売方法で販売計画の足を引っ張るようなことはしない、というのが狙いのようです。
それでは、その評価はいかほどかと言えば・・・。
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