[1]ユニバの日電協脱退後の可能性 [2015/7/6(月)] |
16回目の登壇でございます。
春川亭三七です。
「兄弟子」の花火さんが久しぶりに別館更新されましたね。
業界情報的に花火さんというメーカー営業者からの情報とかぶったというのは、業界製造メーカー側からするとうれしいところであります。
特に山佐というメーカーに対しての印象のかぶりっぷりたるや・・・。
あたくし、一番好きなメーカーは山佐ですが、業界内からみた印象と業界外からみた印象の違いには面食らったというのが正直なところです。
しかし、現在の回胴業界においては老舗で、ブランド力も高い。
日電協においても影響力の高いメーカーですので、今後も注目をしていく必要があります。
リールのバウンドという「バグ」を「演出」に昇華させたこともあるようなメーカーですし、「5号機どうなる?」という時代に、「バーニング」というプロジェクトチームを立ち上げて「戦国無双」をヒットさせたりするような力はあるわけですから。
ユニバーサル1強と謂われる時代。
今後の各メーカーの動向に注目です。
さて。
本日のテーマですが、5.5号機移行という一大転換期を「過去の事例」から動向予測をしてみたいと思います。
あたくしが期待しているとおり、業界が一枚岩になる可能性も秘めていれば、「いまだなんの反省もなし!」と怒られる可能性も秘めているなと思いますので、ご興味おありの皆様もどうぞ忌憚なく50字以内でご意見お寄せいただければと思います。
さて、それでは本題です。
【爆裂機問題って何?】
昔のAタイプのゲーム性にて評価されたパチスロというものの遊技性は、
「ある機種」の発売により一変することとなりました。
その「ある機種」とは、サミーが発売した
「獣王」です。
AT機能を搭載し、ゲーム性もさることながら、出玉性能にて人気を博したその機種は当時、その後のパチスロのあり方を大きく揺るがすこととなりました。
それまで続いた、BIGやREGにて出玉を増やし、そのボーナス成立までの過程を楽しむというパチスロの「あり方」からゲーム性は大きく変わりましたが、市場でそれは受け入れられます。
しかし、諸刃の剣とはよく言ったもので、人気を博すと共に、その出玉性能に期待し過剰に投資をするユーザーが増大。
パチスロという存在が社会問題を引き起こすということにまで発展してしまいました。
たしか、「警察庁が国会に呼び出しを受けた」なんてこともあったかと思います。
その社会問題性の重大さから、警察庁は一気にアクションを起こします。
それが、当時の日電協理事長サミー・里見治氏警察庁呼び出しでした。
爆裂機ブーム真っ只中、次なる一手とサミーが販売を計画していた「灼熱牙王(しゃくねつがおう)」という台。
これが、
展示会中に販売中止に追い込まれるということが起きました。
「著しい射幸性」に歯止めを利かせないメーカーに大激怒した警察が直接、セガサミー会長里見氏を呼び出しブチギレ。
「貴様ら!いい加減にしろ!この#$%&‘&#$“@**‘##!!!」
とあらんばかりの罵詈雑言をぶつけられ・・・・たかは分かりませんが、とにかく呼び出されて「至急自主規制案の提出と現在販売計画中の台の販売を中止しなさい!」と指導を受け、その結果、計画に乗っていたどころか現在展示会真っ只中の「灼熱牙王」が販売中止を余儀なくされました。
そこで、日電協としては自主規制案を提示し「爆裂機の全面撤廃」を行い、今後新たなモデルでのパチスロ機の開発を進めていく方向で固まるかと思われました。
が、しかし・・・。
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