[2]ユニバの日電協脱退後の可能性 [2015/7/6(月)] |
爆裂機の販売を「団体」として規制しよう!と躍起になっていた時に、「自主規制ってことは、別にうちは売ってもいいよね?」と、明らかに「自主規制」に抵触する機種が販売されました。
それが、
初代ミリオンゴッドです。
当時、ユニバーサルグループの「ミズホ」は日電協非加盟。
そのミズホを使って、ユニバーサルが仕掛けてきたわけです。
いやはや・・・。
なんとも・・・。
当時、ユニバは「触るとケガするぜ?」というくらいピリピリしていましたからね。
「趣味⇒裁判/特技⇒裁判」と揶揄されていたくらい。
「文句あるなら、やったるぞ!」位のメーカーでした。
さすがにミリオンゴッドはすぐに社会問題にもなり、販売停止となりましたが、それでも「これから別の道を探っていきましょう」というときにこういうアクションを起こされたことで里見氏が大激怒。
メーシーを含むグループすべてを脱退させようかくらいまでお怒りだった模様です。
そこから、ユニバーサルの異端性は顕著になっていきます。
ゲーム性やハードの設計のあり方で、事あるごとに日電協とぶつかっていきました。(=訴訟沙汰)
「対山佐」の時には、仲裁人として間に立った里見氏ともぶつかり、ユニバはまさに四面楚歌。
しかし、その開発力は過去記事にもあるように群を抜いているわけで、誰も文句はつけられないわけです。
なので、ユニバとしては「別に脱退でも構いませんけど?」だったようですが、サミー以外のメーカーから「首輪をつけておくに越したことはない」となり、メーシーだけは日電協に残留となりました。
ここまでがいわゆる「爆裂機問題に揺れた業界」の一端です。
【現状との類似性のカギ・ユニバーサル】
上述の状況が、少々現在の業界の状況に似ているのではないかと噂に上がっております。
その最たる理由が、
「ユニバーサルの日電協脱退」
にあります。
そして、そこにスパイスとして加わるのが、
「日電協新理事長山佐・佐野氏とユニバーサル会長・岡田氏の不和」
となっております。
日電協を脱退したことにより、「自主規制」という鎖に縛られないユニバーサルがアグレッシブな台を作ってくるのではないかと噂されているわけです。
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