[1]抜き打ち検査は機能するのか? [2015/6/1(月)] |
11回目、春川亭三七でございます。
先々週に書いた検定通過状況等に加えて、様々な新台の販売予定状況が見えてきましたね。
●SANYO ⇒ 魔法少女リリカルなのは
●ビスティ ⇒ エヴァンゲリオン 希望の槍
●SANYO ⇒ 大工の源さん 桜満開 源DREAM
●エンターライズ ⇒ バイオハザード6
などなど・・・。
保通協の試験方法が変わって間もない中、各メーカーとも新試験方法でも通過できるよう頑張っているのがうかがえます。
素晴らしいことです!
・・・・・・って素直に言えるかい!って話です!!
「麻雀物語3」から始まったとされる新試験方法通過機。
なんなら、麻雀物語3が今後のAT機を占うとさえ言われ、新5号機のエポックメーキング台になるのではないかと言われたほど、新試験通過を評価された麻雀物語3。
しかし、どうやらこの麻雀物語3の申請通過自体も「厳密な」新試験方法通過台ではないとのこと。
最低限守るべき数値のみを選定し、一番厳しいところに持っていくまでに徐々にハードルを上げていくという方式の一発目の合格台が麻雀物語3だそうです。
正直、どうなってんだ?って話です。
いや、別にその方式がダメだと言っているのではないのです。
徐々にハードルを上げていくことで、これまでにメーカーが開発していたものをマイナーチェンジすれば出せるというスタンスは良いと思います。
実際問題、ぱちんこメーカーが2社潰れ、回胴メーカーも1社撤退ですから、メーカーが全く売れないという状況をなくしたこと自体は間違っていないと思います。
しかし、最終的にその販売された台を吟味するのは「エンドユーザー」です。
打つ側が評価をするのに必要な情報が出ていないということに問題があるのではないかと思います。
新試験方法になり、
「どうやら、『また』パチスロ遊べるようになったらしいよ」
「え? なんで? なんで?」
「なんでも試験方法が変わって・・・云々」
「へー。 じゃあ『また』打ちに行ってみようかな?」
となった人がいたとして、行ってみて、「別に変わってねーじゃん!?」って思われたら、もう期待してもらえなくなってしまいますよ!この業界。
「今はソフトランディングの時期ですよ〜。」という事を明確にアナウンスせずに、打ち手から「つまんなくなった」という評価が下されるのを憤るのは違うと思うのです。
情報公開するところはきちんとして、実際市場でどうなのかというのを評価される地盤を築いてほしいと思います。
前置きが長くなりましたが、さて本題です。
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