[1]ワンダフルジャックと私 [2019/6/13(木)] |
【5月中旬】
ふと、去年の今頃を思い返してみる。
「初代まどマギ」を打てば5000枚。
「凱旋」を打ってみれば7000枚。
何の思い入れもない「初代ゴッドイーター」にふらっと座ってみては8000枚。
上手くいきすぎていた。
ただ、そんな自由気ままな立ち回りに未来がない事は薄々気付いていた。
それでも止める事が出来なかった。
楽しかったのだ。
ただただ、楽しくて仕方がなかったのだ。
そして、そんな自由気ままな稼働を数か月ほど続けてきた結果…………
「軍資金が尽きた。」
だいぶ前だが、一度こういう事態に陥ってしまった。
当然と言えば当然なのかもしれない。
今後も同じような事を繰り返していては老後が心配だ。
負債を最低限に抑え、勝負する時は勝負する。
そういう癖をつけていかないと、本当にまずいことになる。
そう考え直し、せっかく優良ホールで打つ機会が多いという事で、安易に爆裂機を打つのをやめ、一つ一つしっかりとお店のクセや動向を探りながら打つようになった。
すると、そこからはみるみる収支回復。
優良店と立ち回りの偉大さを知った。
そんな事を考えながら本日向かっているのは、千葉県にあるマイホ。
このホールは、「ノーマルタイプ」のベースが高い。
体内の90%を爆裂機で占めているような私に、ノーマルタイプを一日打つ喜びを教えてくれたお店でもあるのだから。
神奈川在住の私が、千葉のこのホールをマイホと呼んでしまうくらい、クセを掴むと立ち回りやすい。
そして、大体このお店で狙うのはノーマルタイプのバラエティコーナーなのだが、今回はそんなノーマルバラエティコーナーに・・・
「ワンダフルジャック」
という、見た事も聞いた事もない珍台が新たに導入されているではないか。
そう、このお店はノーマルのベースの高さもそうだが、珍しい台には特に力を入れる傾向があるのだ。
しかしながら、朝一からはさすがに打ちたくな………
ゴホン。
取りあえず、入場してから決めよう。
誰かしらが先に「ワンダフルジャック」を確保する可能性もあるし、そうなったら仕方がない。
決して、そうなって欲しいと願っているわけではない………ような、そうでもないような。
私の中の爆裂機魂は非常にやんちゃだ。
まあぶっちゃけて言えば、良い勝負が出来る可能性は大いにあるだろうが、「朝一確保するには気乗りがしない」というのが正直なところ。
それもそうだ。
ただでさえノーマルタイプを好まないのに、その上得体が知れないとあってはなおの事。
開店と同時にゆっくりと歩きながら、ノーマルバラエティコーナーにある「ワンダフルジャック」の元へと向かうと。
あ、空いてやがる。
「何様だ、ヒグラシ!」
そんな声がどこからともなく聞こえて来るようだが、
筐体に反射して映る私の表情が、学生時代に初めて参加した合コンで正面の女性が私を見ていた時の表情とそっくりだった。
…という事で、悩んだ結果ワンダフルジャックを打つのをヤメる。
運命ならばまた出会えるさ♪
結局、私が朝一確保した台は「GOGOジャグラー2」。
なんとも未練がましい。
なんせ、
前々回の連載にあったように、あれだけ痛めつけられた事が未だに忘れられないのだから。
なんとかリベンジしたいと粘着しているのだから。
もちろん、台番も前回と全く同じ。
あー、女々しい。
その結果、20kをあっさりと持っていかれる。
なんともひどい仕打ちだ。
「GOGOジャグラー2」なんて大嫌いっ!
捨て台詞を吐きながら、逃げるようにノーマルバラエティコーナーへと向かう。
何か良い台はないかなぁ。
クレア2とクレア3も良く出てるんだよなぁ。
熊酒場2もワンちゃんありそうだよなぁ。
なんじゃい!
さっきからやたら見てきやがって(*´з`)コノォ
わかった、10kだけチャンスを上げよう。
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