[1]後光り専門のアイツと幸先の良い私 [2019/5/23(木)] |
【4月下旬】
薄手のシャツじゃまだ少し肌寒い4月下旬のある日の事。
膨らんだ財布を後ろポケットに入れながら、希望と鼻を膨らませ、千葉県にある花見川区の住宅街を歩く。
向かっているのは千葉県にあるいつものホール。
今日勝てば5連勝。
かつてそんな連勝記録を達成した事があっただろうか?
明日のご飯も満足に買えなかった日々も、天井目前の台を捨てなくてはならなかった日々も、日雇いして汗を流した日々も、今となってはまるで他人の話のようだ。
何を打っても勝てそうな気がする時というのは確かにある。
それにしても、最近の稼働成績は上手くいきすぎてはいないだろうか?
ヒグラシバイオリズムで言えば、そろそろ大敗を喫するシナリオが選ばれなければ世のサイクルが狂ってしまうだろう。
さらに、メシウマを求めてヒグラシの記事を読む読者様のクレームの方も心配だ。
お店に着くなり、台のラインナップを再確認する。
このお店は「最新台」や「ジャグラー」から盛り上がりを魅せる事が多く、ジャグラーに関してはどれかしらの機種が全台系になる事も少なくない。
そんなお店の最新台ポスターに目をやると…
「GOGOジャグラー2導入」
思わず鼻で笑ってしまった。
これやん。
人は大きな力や大きな自信をつけると人が変わってしまう事があると言う。
まさに今この時の事を言うのだろう。
それもそう。
この5連勝という大きな節目の勝負に、
「最新台」と
「ジャグラー」の強いお店をチョイスし、さらにはそんなお店の
最新台が「ゴーゴージャグラー2」なのだから。
これやん。
腹が立つくらいに憎たらしい自らの顔が、ホール正面入り口のガラス扉に反射して見える。
しかしながら、ここで問題となって来るのが抽選。
いつも一歩先の事だけを見て一喜一憂してしまう私の悪い癖だ。
そんな抽選は…
1番。
もろたやん。
開店と同時に新台3日目となる「ゴーゴージャグラー2」のシマへ早歩きで向かう。
もし私にシッポが生えていたのならば、恥ずかしいくらいにシッポを振って歩いていただろう。
確保したのは、
過去2日間一度も差枚プラスを成し遂げていない台。
どれもこれも完璧すぎる。
台を確保した瞬間にとめどない安心感に包まれる事が年に数回あるが、まさに今日がその日だ。
それにしても最新台故に筐体がピカピカしている。
GOGOランプもどれ程の鮮やかな光を放ってくれるだろうかと想像するだけでニヤけてしまう。
記念にパシャリ。
「2日間全然出せなくて辛かったよなぁ。」
「今日はたくさん出してやるからなぁ。」
そんな事を台に語りかけながら、一度も当たっていないのにコーヒーを飲む私はなんとも幸せな男だ。
そして、投資2k目の41Gであっさりと光る。
後光り専門の「ゴーゴージャグラー2」と幸先の良い私の見事なコラボだ。
しかしながら、そんなに上手くいきすぎるのも私的には刺激が足りない。
なんなら大逆転勝利みたいなシナリオとか欲しいなー。
そんな無理な注文をしながら、缶コーヒーの口の隙間に滑り込んだコーヒーを勢いよくすする。
そして、怒涛の如く訪れるであろう連荘の準備をするべく、姿勢を正す。
それから1時間後。
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