[2]東京五輪とスロ・パチ業界 [2016/10/24(月)] |
まずは『カジノ』から。
トリテン外れでも何度かこのカジノをテーマにコラムを書かせて頂きました。
いつ書いたっけっと思って探したら、
第17回という事で3年前になってました・・・。
時が経つのは早いっすなー。
あの当時は、五輪に合わせて東京にカジノを!って盛り上がりを見せていた頃です。
ただその後、前知事がカジノに消極的な事や、ギャンブル依存・ぱちんこ換金問題等があり、鳴りを潜めていました。
しかし知事も変わり、リオ五輪も終わり、次は東京だ!!っとなったタイミングでまたカジノ熱が俄然高まって参りました。
すぐにカジノ法案が通ったとしても、東京五輪までには間に合わないと思いますが、五輪後の景気落ち込みの起爆剤にカジノを!っという動きになりそうです。
小池新都知事自体がカジノに対して前向きな立場ですし、東京五輪後の景気回復という名目だと大分やりやすそうですからね。
正直時期の差はあれど、日本にカジノは出来るんだと思います。
まぁそれ自体は良いのですが、問題はカジノ法案が出る度に、いつものように話題に上がるぱちんこ業界という訳です。
カジノ法案を通そうとしている方からしたら、目の上のたんこぶですからね。
だから、議論が活発になってきたら、いつのものように『ギャンブル依存症』や『ぱちんこ換金問題』といった部分がピックアップされそうです。
そう簡単に解決する問題ではないので、いますぐどうこうなる訳じゃないですが、カジノの熱が高くなればなるほど、ぱちんこ業界の風あたりも強くなるでしょう。
まぁカジノ問題に関しては、毎度おなじみの問題になってくるので、カジノとぱちんこ業界の絡みに興味がある方は是非過去のトリテン外れをご覧くださいませ。
お題にカジノって書いてありますので!
っという事で、具体的にこの業界に大きく関わってきそうなのは、もう一個のほうです。
今月中旬に厚生労働省が東京五輪に向けて出した、受動喫煙防止法による『屋内全面禁煙化』の方ですね。
リオ五輪の時もそうでしたが、たばこの無いオリンピックをという事で、これから日本でも禁煙・分煙の動きがより活発になりそうです。
喫煙所を設けたらOKの所と、完全禁煙(学校・病院・官公庁・福祉施設等)の場所が出てくるそうです。
そうなると、ぱちんこ屋は今みたいに台で吸う事は出来ず、たばこを吸う時には喫煙所に行くという事になるでしょう。
勿論これはぱちんこ業界に限った話ではないのですが、喫煙率がずば抜けて高い業界だけに、室内禁煙というのは大きな影響を受けそうです。
喫煙者は徐々に減っているものの、ぱちんこやスロットをやる人の半分は喫煙者といったデータもあるぐらいですからね。
業界人の喫煙率も相当高いです。
花火の事務所で出入りする方が20人ぐらいいますが、たばこ吸わないのって事務員さんと花火ぐらいです。
会社全体で見ても半分以上は喫煙者だな。
だから、さぞかし困った事態だろうなと思っていたのですが、予想外に業界内では賛成の意見が多かったりします。
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