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回胴小噺



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誰が為の規制なのか〜回胴新規制の方向性〜 [2016/4/18(月)]

連載39回目。
春川亭三七でございます。

なんか、気づいたら39回目を迎えておりました。
「37回」の時に「三七」をもじってみりゃ良かったな、って思ったところで後の祭り。
粛々と業界コラムを続けていくことといたしますか…。


さて。
今回も改めて「回胴規制」についてのお話を続けてみようと思います。

本当は、先週に載せる予定だったのですがね。
先週は業界震撼のビッグニュースが飛び込んできたものですから、何よりもまずはそこからとなりましたものでね。

いやぁ、正直いまだに信じられません、ジーグという存在。
どちらの会社の人に聞いてみても、「時代が変わったんだね」って。

狼煙を上げて、話のきっかけを作ったのは両社の社長であり、その二人はもちろん過去の二社のもめ事は知らないわけはありません。

しかし、とにかく現状の閉塞感のある業界をどうにかしようと思った結果がこの合弁でした。
かつ、両社の会長(ユニバーサルの岡田会長とサミーの里見会長)にも話を通し、両者から「好きなようにやってみろ」とのお墨付きをいただき、4月1日の発表をもってここに至ったと。

現在、岡田会長はむしろ国内よりは海外に拠点を置いて、その活動のほとんどは海外に依存していると聞きます。

そして、里見会長は一昨年の「保通協試験変更事変」の後片付けをきっかけに、一線から遠いところに身を置いている状況です。
その遠きに身を置いているこのタイミングで、サトノダイヤモンドが今年のダービー候補になるっていう・・・。

この原稿が載る頃にはすでに皐月賞の結果は出た後なので、そこでまた勢力図は変わっているかと思いますがね。
まぁ、両会長とも次を見据えて、次世代社長に任せているといった状況ですかね。

また、今後この2社の動きは業界を賑わせていくことと思います。
なにか動きがあれば、ご報告させていただきたいと思います。


さて、それでは話を元に戻しまして。
回胴新規性について、掘り下げてまいりましょう。

まずは、以前いただいたこちらのご質問メールを一部掲載。

 


【読者様からいただいたメール】 

*******

本題の質問ですが、今回の一連のパチンコスロットの規制、誰の為なのでしょう?

正直、我々エンドユーザーは、規制の結果のみ知らされ、情報を調べてもネットの不確かな情報ばかり。
それが、色々な不信感を生む温床かと思います。

このサイトを見ている人は、三七さんや花火さんのコラムで状況をある程度理解しているかもしれませんが、今一度規制の内容や効果ではなく、誰の為なのかで、コラムを掲載されてはいかがでしょう?

*******


メール、ありがとうございました。
今後ともサイトの方ご愛顧いただければと思います。

というわけで、このメールを受けて今回の自主規制の方向性が何のため、誰のためのものだったのか紐解いてみましょう。

 


【自主規制が起きるタイミング】
自主規制というものは、基本的には「法的拘束力」はありません。

なぜか?

基本的に日電協から提示される規制というものは、風営法で定められている出玉性能の範囲の中で、起こることだからです。
前提として、これまでの規制すべてにおいて、メーカーが法に触れて怒られたわけではありません。

では、なぜ警察庁は保通協の試験方法を変えたりして、メーカーに対して足かせをつけるのでしょうか?

まず、これまで作り手であるメーカーが都合のいいように「拡大解釈」していたものを「縮小」する動きをかけてきたのが、警察庁の指導の本質です。
大げさに言えば、警察庁から指導が来るということは、その時の機種は「社会的不適合機」ということとなります。

例えば「爆裂機問題」の時は、すでに市場に出ていた「特定」型式を市場からはじき出すために行った規制ということですね。

ただし、「保通協試験の変更」は型式を「特定」するのではなく、今後出すべき型式は「こうあるべき!」という指導です。
つまり、なにがしか警察庁からの指導があったときに起こすアクションとして、自主規制を行うわけです。
それは、オオゴトにしたくないから。

だから、5号機を自主規制して5.2号機になり、そこから進化して5.5号機になり、さらにそこから試験変更があり、5.7号機になり、今に至ります。

自主規制は結局、警察庁の「管理」の元、出せる機種を作り出すためのものとなります。

なので、今回のご質問にお答えするのならば、

『自主規制というものは、機械を出したいメーカーの為』

と言えるといえます。
これがいわゆる一般的な自主規制の在り方です。

そして、これまではその規制の中で、回胴でいえば日電協、ぱちんこでいえば日工組が、その規制のなかで骨組みを作り、今後の方向性を決めてきたわけです。

お分かりいただけますでしょうか?

あくまで、警察庁のアクションありきで、自主規制案、機械の性能を変更してきました。

それが、今回の規制案についてはいささか様子が違うと言えます。

 


【今回の自主規制案との既存の自主規制の違い】
警察庁のアクションというものは、何も前述のように、「警察庁がお怒りになった結果としての指導」だけがすべてではありません。

例えば、型式検査技官の変更などがあったとしても、組合は動きを起こすわけです。
いわゆる、「お土産」のようなものですね。
新規制をお土産に「今後ともご贔屓に」と新しい技官のご機嫌を伺うといった感じですかね。

この部分は「トリテンはずれ」【第82回】でわかりやすく書いてくれています。
是非参考に。

ですが今回の規制に関しては、日電協が珍しく自身からアクションを起こしたことがきっかけになりました。
まぁ、ぱちんこのくぎ問題があったから、あんまり調子に乗っていてもまずいと襟を正した結果でしょう。

つまり、前述のような警察庁からのアクションがきっかけではなく、あくまで自分たちから先にアクションを起こし、その規制案について、警察庁にお伺いをたてたということになります。
この差は意外と大きい。

今回の警察庁からの動きのきっかけは、現行機種に対する指導ではなく、「型式検査技官」の斉藤氏の異動。
そして、この斉藤氏というのは警察庁の中では珍しく、実際にご自身でも「打つ」方なんですな。

なので、昔コラムでお伝えしたような、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

●天井到達時の期待枚数が多すぎるのでは?

●ART中の押し順ミスからの復帰困難な仕様はユーザーに損があるので対策を。

●設定変更後の状態においてリプレイ高確率になる仕様は、ホールにモーニング的な利用を促しているのでは?

●小役との同時当選時のボーナス図柄の引き込みが、押し順によって違ってくるのはなぜ?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こんな具体的な指導が起こるわけです。
ここまで具体的な指導は過去に例を見ないわけで、びっくりした次第なんですな。

そして、この斉藤課長補佐の異動の前に規制の骨組みのお伺いをたてて、方向性を決めていったわけです。

いなくなる人のために日電協がその重い腰を上げて、規制の骨組みを作り上げたというのはこれまた過去に例を見ない。
あったとすれば、過去の3,000枚規制案ですが、それは結局形骸化でしたし、そもそもその3,000枚を規制するための技術的提示はなかったわけですから。

今回のARTの規制強化の本気度がうかがえるというものです。

 


【本気の提案の行きつく先】
さて。
こういった経緯があり、今回の自主規制案は「お土産」意識は低く、日電協が「娯楽」としての「パチスロ」を考えた時に改めてここまでやってみようと思った本気の提案と言えるでしょう。

そもそも、自身もプライベートで打つ技官。
そして、打つ人だからこそわかる、規制の網と取り締まるポイント。
それに対する、回胴メーカー、組合としての本気の回答。

これら一連の動きがこれまでのそれとは違うのであれば、それは、機械を作りたいメーカーの為の規制ではないと思っております。

何をもって、誰のためであっての規制か?

それは、結局「娯楽」の為でしょう。
そして、それが本当に娯楽のためだというのならば、最終的にはこの規制は「エンドユーザー」の為とならなければなりません。

ジーグの動きにしても、今回の自主規制案にしても、それは、業界の閉塞感からの脱却が主にあるべきです。

なので、頭に「少なくとも」という枕詞はつきますが、

「『少なくとも』今回の規制はエンドユーザーの為」

と言わせていただければと思います。


お時間です。
お目通し、ありがとうございました。



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