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ゴーストスロッター 第63話



■ 第63話 ■

話は戻り、優司と八尾との勝負終了後の現場。



突如現れた広瀬に驚き、皆固まっている。
だが、広瀬は気にしない様子で八尾に話しかけた。

「あれから1ヶ月以上経つのかぁ・・・
  で、どうだった? グループを抜けた後の収支は?」

「・・・・・・・・・・」

「何黙ってんだよ八尾ぉ!?
  答えてくれてもいいだろ〜?」

ニコニコしながら、柔らかい感じで喋り続ける広瀬。
呆気に取られながらも、なんとか応対しようと必死の八尾。

「あ・・・・ いや・・・・・
  まあ・・・・ そこそこには・・・・」

「だよな? ちゃんと維持できてるだろ?
  そう思ったからこそ、お前は独立させたんだ。
  伊藤じゃあそうはいかなかっただろうからな。」

「えッ・・・・・・!?」

「何驚いてんだ!?」

「いや・・・・ だって・・・・・」

「まあいいや。」

そう言って、優司の方へ体を向ける広瀬。

「おっす!
  久しぶり・・・・でもないな。
  こないだ会ったもんな!?」

「あ・・・・ う、うん。」

「いつになったら俺と『ラーメン寿司』行ってくれるんだよぉ〜。
  誘われるの待ってんだぜ〜!?」

「あ・・・ ま、まあそれはまた今度・・・・・」

「そっかそっか。
  まずはそれどころじゃないな。 なぁ、八尾?」

「・・・・・・・・・・」

「お前、負けたんだろ?
  それにしてもすげぇ顔してんなぁ・・・・
  殴り合いまでしたのか?」

「・・・・・・・・・・」

「ところでさ、なんでお前、こんな勝負仕掛けたんだよ。」

広瀬のこの問いに、しばらく黙った後、意を決したように呟く八尾。

「・・・・・か、関係ないだろ。」

やっと喋ったと思ったら、やけに素っ気無い言葉。
残念そうに大きくため息をつき、広瀬が再び喋りだす。

「どうしてこんな風になっちまったんだろうなぁ。
  つい1ヶ月前くらいまでは、あんなに楽しかったのになぁ。
  お前もそうだっただろ?」

「・・・・・・・・」

黙りこむ八尾。
さらに広瀬は喋り続ける。

「お前が独立してからは、俺から連絡を取ろうとしてもやけに避けてたよな。
  信次を使って遠まわしに俺と会うのを拒んでさ。
  どうしてそうなっちまったんだ?
  そもそも・・・・・・ なんでいきなり夏目に勝負を仕掛けたんだよ。
  勝ってどうするつもりだったんだ?」

「・・・・・・アンタはいつもそうだ。
  俺の考えてることなんか全然わかっちゃいない。
  わかってるようでわかってないんだよッ!」

「いいや、わかってないのはお前だよ、八尾。」

「違う! そっちが何もわかってないんだッ!!」

「・・・・・・・・・・」

「俺は・・・・・
  対等になりたかった。
  認めて欲しかった。
  それで・・・・ それでヒロちゃんと普通の『友達』になりたかったんだッ!」

この八尾の言葉を聞き、大きくため息をついた後しみじみと話しだす広瀬。

「・・・・・・だから、わかってないのはお前だって言ってんだよ。」

「な、なんでだよ!?
  俺のどこが間違ってる!?
  対等になりてぇと思っちゃいけないってのかよッ!
  確かに昔は世話になったよ。 今でも感謝してる。
  おかげで今じゃ完全な勝ち組だ。
  でもな、それでもいいじゃねぇかよ!
  ヒロちゃんと対等な存在になりてぇって思ってもいいじゃねぇかよッ!!」

「・・・・・・だから何度も言ってるだろ?
  お前はわかってないってよ。
  俺らは元から対等じゃんよ。 何を勘違いしてんだ?
  どっちが上も下もないよ。」

「え・・・・・・??」

「まさかお前がそんな風に思ってたとはなぁ・・・・
  思いもしなかったよ。
  俺の方では、お前とは普通の友達だと思ってた。
  確かに、伊藤達とは若干師弟関係みたいなところはある。
  あいつら、歳も下だしな。
  でも、不思議と昔からお前とはそんな感じがしなかったんだよなぁ。」

「う、嘘だ・・・・・・・」

「なんで嘘なんだよ?
  というか、お前がそんなふうに卑屈になってるってのを知ったのは最近だよ。
  俺がお前をグループから外したのは、クビとかじゃなくて『独立』って意味だったんだ。
  実力的にも充分だと思ったし。
  他のヤツらとも噛み合ってなかったから、お前にとっても独立した方がよさそうだったしな。」

「・・・・・・実力が充分?」

八尾が聞き返す。
ここで、優司が『しまった』という顔をしながら入ってきた。

「あ、あのさ、八尾・・・・
  わ、わるい、朝の俺の言葉、あれ、嘘なんだよ。
  広瀬君が八尾の腕を認めてないっての。
  あまりにもお前の挑発がムカついてさ、ついつい・・・・」

「・・・・・・・・」

複雑な表情のまま黙り込む八尾。

しかし、その表情はどんどんと崩れていった。

「・・・・・うぅ・・・・・・ ヒロちゃん・・・・・・ ゴメン・・・・・・・」

膝から崩れ落ち、静かに泣き出してしまう八尾。
びっくりして、慌てて声をかける広瀬。

「ど、どうしたんだよ八尾!?」

「俺・・・・・
  ヒロちゃんのカタキ、取れなかったよ・・・・・
  金なんかどうでもよかった・・・・
  俺が勝てれば、それでヒロちゃんの方が夏目より上だってことを証明できるはずだったんだ・・・・・
  どんな方法で勝とうが、 俺が勝ったっていう既成事実さえ作っちゃえば・・・・・・」

「え・・・・・?」

「俺が夏目に勝てれば、俺よりも遥かに実力が上のヒロちゃんが返り咲けると思って・・・・
  この街で、ヒロちゃんが最強だってことを証明したくて・・・・」

「・・・・・・・・・」

その場にいた一同、全員が黙り込んでしまった。
まさか、ここまで勝負に賭けた八尾の執念が、そんなところにあったとは誰も予想だにしなかったのである。



やや間があった後、広瀬が話しだす。

「・・・・八尾、別に俺は返り咲きを狙わなきゃいけないほど落ちぶれちゃいないし、夏目を見返したい
  なんてことも思ってない。
  もちろん、この街でトップだとも思ってないし、思われようともしてない。
  お前は、俺のことを特別視しすぎてるんだよ。」

「・・・・・・・」

「友達から、なんらかの情報を聞くなんてのは普通のことだろ?
  『あの店のあれはうまい』とか、『テストでこのへんが出そうだぜ』とか、そんなことは普通に
  教えてもらうだろ?」

「・・・・・・・」

「スロの勝ち方だって同じだよ。
  俺はスロで勝つ為のきっかけとなる情報をお前に伝えただけで、結局最後は本人次第だよ。
  稼動に対する貪欲さとか、ホール探しや知識吸収のための努力だとか、そういうのがモノを言うんだ。
  俺は、きっかけを与えたに過ぎない。
  そんな過剰に感謝するようなことでもないんだよ。」

「ヒロちゃん・・・・・」

「ま、俺はお前のそういうとこ、嫌いじゃないけどな!
  不義理なヤツよりはよっぽどいいよ。」

「・・・・・・・・」

涙目のまま、うつむき加減の八尾。
優司・日高・信次の3人は、広瀬と八尾のやりとりを黙って見ている。

「・・・・さてと、もうこのへんでコイツのこと勘弁してやってくれないかな、夏目。
  いろいろやらかしたんだろうけど、もちろん負け金は払うつもりみたいだし、今後は厄介なこと
  仕掛けたりはしないだろうから。」

「え・・・・?
  あ、別に俺は許すも許さないもないよ。
  もう勝負は終わったし。」

「そっか、ありがとな夏目。
  ほら、八尾! 早く負け金を渡しちまえって。
  でよ、今から呑みに行こうぜ〜。
  なぁに、30万失ったお前に金出させるつもりはないからよ!
  俺がオゴってやっからさ!」

「ヒ、ヒロちゃん・・・・・・・
  ご、ごめん・・・・
  ほ、ほんとに・・・・ いろいろ・・・・・ ごめ・・・・・・」

未だ涙声のままの八尾。
うつむいたまま、必死に声を絞り出す。
広瀬の優しい言葉が、さらに八尾の涙に拍車をかけていた。

それも無理のないことだった。
心底尊敬し、そして、自らが汚れ役になってでも押し上げたいと思っていた人間からの、最高級の
労いの言葉をもらっているのだから。


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「・・・・・・やっと終わったな、夏目。」

缶ビール片手に、しみじみと言葉を漏らす日高。

「うん、今回の勝負はやけに長く感じたよ。
  最後にいろいろあったからとかじゃなくて、勝負の内容的に、ね・・・・」

場所は、『ベガス』の近くにある公園のベンチ。
二人して、コンビニで買った缶ビールで静かに祝杯をあげていた。

皆を呼んで騒ぐ気にはなれず、なんとなく二人きりで飲んでいるのだ。



つまみとして買った柿の種を口に放り入れ、ボリボリとやりながら日高が喋りだす。

「まさか、あの二人があんなにいろいろとあった関係だとはなぁ・・・・
  あんだけ誰に対してもふてぶてしい八尾が、あそこまで他人を尊敬するなんて・・・・・」

「ああ。 意外だったね・・・・」

「なんか・・・・・ あれだけ憎たらしかった八尾が、広瀬とのやりとりを聞いてるうちに段々まともなヤツに
  見えてきちまったよな。
  ついさっきまで、本気でどうしようもないヤツだと思ってたのに。」

「うん。
  今の世の中、あそこまで自分を犠牲にして恩を返そうとするヤツなんてなかなかいないもんね。
  ましてや、一旦自分をクビにしたと思い込んでるような人間に対して・・・・」

「ああ。
  とんでもねぇクセ者だと思ってた八尾が、実は誰よりも義理堅くて純粋だったってことか・・・・・」

その後も、八尾と広瀬の意外な関係について、静かなトーンで言葉を交わし合った。


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ひとしきり八尾と広瀬についての話をしたところで、今度は優司が勝負について振り返りだした。

「それにしても、今回の勝負、本当ギリギリだったよ。」

「・・・・・・・・ん?」

「だってさ、もし八尾が『店員買収』っていう手に出ていなければ、俺は多分負けてたと思うんだよ。
  俺みたいなヒキ弱が勝つには、俺が設定1であいつが設定6に座るって構図を作らなきゃなら
  なかったんだからね。」

「・・・・・・・・・」

「でも、それは普通に考えたら不可能じゃん?
 そこそこの腕のある八尾を、あのルールで設定6に縛り付けることはさすがに厳しいし。
 つまり、八尾の『店員買収』って行動がなければ、今回みたくそれを逆手にとってアイツを6に
  座らせることはできなかったってわけ。」

「・・・・・・言われてみればそうだな。
  八尾は、広瀬も認めるくらいの腕なわけだし。」

「そうなんだよね。
  ほんと、八尾の店員買収がなかったらと思うとゾッとするよ・・・・・・

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・ま、それも実力のうちってことで!
  禍福はあざなえる縄のごとしだよ!」

「何それ??」

「幸と不幸は表裏一体ってこと。
  普段あれだけのヒキ弱を喰らってる俺なんだから、こういう部分についてはちょっとくらい運が
  回ってきたってバチ当たらないよ!」

「・・・・・・ま、俺はそういうオカルト的な考えは好きじゃないけど、今日くらいはいいかな。」

「真鍋ならきっと賛同してくれるんだけどなぁ。」

この優司の言葉に、思わず小さく笑ってしまう日高。

優司も、日高に合わせるかのように小さく微笑んだ。


【第3部 完】
 

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