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ゴーストスロッター 第34話



■ 第34話 ■

「まあ、まずはこれを見ろよ。」

そう言って日高は、テーブルに自分の持ってきた地図を広げた。

優司は、広げられた地図に目をやった。
そして、その地図が何を示すものなのかを瞬時に悟った。

「これって・・・・」

「ああ、俺らが普段打ってる、このS町T駅周辺のめぼしいホールの図だよ。」

「やっぱり。 こりゃわかりやすいなぁ。」

「だろ?
  で、見て分かるとおり、このT駅から歩いていける範囲にホールが22個もある。
  こんなにホールが密集してるところは他にないだろう?
  この街は日本で最大のスロ激戦区なんて言われてるけど、これがその由縁だよ。」

日高お手製の地図を見ながら、驚いた表情で話し出す優司。

「改めて見るとすごいね。
  確かに、俺もノートにまとめてるから大体のホールの数はわかってたつもりだけど、いちいち数えたことは
  なかったもんな。
  こんなに多ければ、そりゃいろんな人間が集まってくるわけだ・・・・・」

ここで真鍋が口をはさむ。

「腕に自信のあるヤツは、とりあえずこの街に来ようとするからなぁ。
  ライターデビューするヤツも多いし。
  スロッターとしてはやりがいのある街だぜ、ほんと。」

「なるほどね・・・・ まあいいや。
  とりあえず説明してよ日高。
  そのためにこの図を書いてくれたんでしょ?」

「おお、そうだったな。」

日高は、テーブルの上にあったボールペンを手に取り、図を指しながら話し出した。

「まず、前も説明したと思うけど、この街では注意しなきゃいけないデカいグループってのが
  いくつかあるんだ。
  その筆頭は神崎のグループだな。」

「神崎・・・・?」

「そうだ。 彼は今やこの街のカリスマみたいなもんだからな。
  勝負したところで勝ちづらい相手ってのもあるけど、下手に仕掛けると後々面倒なことにもなりそうだしよ。
  あとは、『マルサン』の広瀬、『パーラー桜』の北条、ホールを問わずイベント狙いで立ち回ってる緒方、
  こいつらのグループもそこそこデカい。
  揉めると厄介だな。
  ・・・・・こんな感じだよな遼介?」

「まあ、俺は揉めてもかまわねぇけどな!」

「・・・・聞いた俺がバカだった。
  ま、コイツの言うことは気にすんなよ夏目。
  下手に揉めたらマズいのは確かだから。」

「な、なんでだよ!
  俺、そんな間違ったこと言ったか!?」

「うっせぇよ! お前の基準で判断すんな!」

また始まった、と思い、呆れ顔で二人の様子を見ている優司。

この二人は、一事が万事この調子なのだ。
仲が良いほどケンカする、それを地でいく二人の関係であった。

「まあまあ、落ち着いてよ二人とも。
  要は、今挙がったグループの人間とかに下手に勝負を仕掛けるなってことでしょ?」

優司の方に向き直り、返事をする日高。

「ああ、そういうことだよ。
  あとあと面倒なことになるからな。」

「オッケー、わかったよ。
  俺としてもこの街で長くやっていきたいからトラブルは御免だし。
  今名前が挙がったような人たちは避けていくことにするよ。」

「よし。 わかってくれりゃいいや。
  あと、ピンで打ってるヤツでも要注意なのはいるぜ。
  前も軽く言ったけど、特に乾って男には間違ってもカラむなよ!?
  最近じゃほとんどこの街で打ってないみたいだけど、とにかくピンで打ってるヤツの中じゃ腕はピカイチだ。」

「ふーん・・・・」

「仲条、大石ってのもいる。
  こいつら二人も一目置いておいた方がいい。」

淡々と説明していく日高。
そして、この説明に素直に聞き入りつつ、自分のノートにメモしていく優司。

「そっか、ありがとう!
  大体わかったよ。
  当面避けるべき相手ってのが。」

それを受け、安心した様子の日高。

「さすが物分りがいいな。 遼介とは違うぜ!」

「あ!? なんだと!? 言わせておけばテメェ!」

「お前がいつまでもガキみたいなこと言ってっからだろうが!」

「な、なんだとッ!?」

再び始まる二人のケンカ的掛け合い。
やれやれ、といった感じの優司と小島だった。


**********************************************************************


「でさ、そろそろ俺の最初の相手について教えてくれよ、小島。」

先ほどから優司が気になって気になって仕方がなかったこと、それは「最初の勝負相手」。

一通り日高からの説明も受け終わったので、自ら本題を切り出していった。

真鍋とのやり合いを止め、優司の方に向き直る日高。

「おっと・・・・ そうだったよな。
  うっかり忘れるところだったぜ。
  じゃあ小島、頼むよ。」

「うっす! じゃあいいッスか!?」

「ああ、教えてくれ!」

自然と身を乗り出す優司。

「食いついてきた相手は、牧野っていうスロプーっス。
  普段は3,4人でツルんで打ち回ってるヤツで、腕の方はまあ・・・・ 初級者に毛が生えた程度って
  ところッスかね。
  最近段々と勝てるようになってきて、調子に乗ってる真っ最中って感じッスよ!」

小島の話を聞き、少し意外そうにしながら口を開く優司。

「ふーん・・・・ 今の話からすると、随分と楽できそうな相手だね。」

「ええ! 夏目君なら楽勝なんじゃないかと。
  とりあえず、本格的なスロ勝負生活としては初戦だし、まずはこのくらいの相手で丁度いいんじゃ
  ないッスか??」

横で聞いていた真鍋が喋りだす。

「小島の言うとおりだな。
  いきなり初戦から苦戦してもつまんねぇだろ。
  まずは軽く勢いをつけといた方がいいんじゃねぇか?」

「うーん・・・・ まあ、それもそっか!
  じゃあ、それでお願いするかな。」

「よし! じゃあ決まりッスね!
  早速連絡しときますよ!」

「うん、よろしく頼むよ。」

「よっしゃッ! これで決まったな!!
  とにかくめでたいぜこりゃッ!?
  ほら、乾杯だよ乾杯!
  ジョッキ持てよ小島、光平!
  夏目、お前もほら!
  当事者なんだからよ!!」

話が決まったとみるや、大声で全員を仕切りだす真鍋。
嬉しくてしょうがないといった様子。

そんな姿を見て、「祭好きなヤツだな・・・」と苦笑いする一方、まるで自分のことのように喜んでくれる
真鍋に感謝の気持ちを抱く優司。

真鍋の号令とともに、4人はもう一度大きな乾杯をした。
 

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