[2]君は神になるつもりかい? [2015/1/29(木)] |
まず、私の第一印象は「辛い」だった。
実際に打ってみても、決して軽くないボーナス確率にも関わらず、BBでの獲得枚数が100枚前後で終わることが多々あれば、ARTにも簡単には入らない。
頑張ってARTに入れても何事もなく駆け抜けることがザラだし、上乗せ特化ゾーンである「ワルプルギスの夜」に突入してもほとんどが10〜20Gの上乗せで終了する。
小役を引いた際の直乗せも10〜20Gがほとんど。
プレミア的な役は本当に引けないし、引けても確実に〜枚は保証されるというものでもない。
おいおい!良いところなんてないじゃんか!?
と思った方も多いでしょう。
正直、私も書いていて何が面白いのかよくわからなくなってきている。
しかし面白いのだ!!
これは天地がひっくり返っても譲れない。
面白い理由?
それを言葉で説明するのは難しい。
●演出バランスが良い
●無駄な煽りがない
●無駄引きがない
●1000枚くらいなら簡単に出る
●ほむほむ萌え〜
細かい理由は上記のようにいくつもあるが、根本的な部分はそういうことではないと思う。
「作り手の愛」
これに尽きるのではないだろうか?
原作が素晴らしいことは大前提としてあるが、その設定や世界観をスロットで再現するということはとても難しい。
現に、その版権を使う必要があったのか?と思う台はたくさんある。
むしろそういう台がほとんどだ。
スロットで大成功した機種の代表格は北斗やエヴァだが、その二大巨頭も原作の設定を活かしているかと言われれば微妙な部分が多い。
しかし、まどマギは上手く原作の設定をスロットに落とし込んでいるし、スロットとしての出来も素晴らしい。
その点で言うと、初代「シスタークエスト」も良い仕事をしていた。
原作はないものの、RPGという世界観を重視していたし、打っていても飽きはこなかった。
そしてまどマギの良さをもう一つ挙げるとすれば、
「上品さ」であろう。
昨今の台は、無駄な煽りや10G乗せる度に激しい告知音が鳴る台が多い。
昨日も、私の後ろの「激闘!西遊記」という台が超ド派手な音を出して他の台を圧倒していたが、終わってみれば出玉は1000枚弱しか出ていなかった。
もちろん派手な演出というのは場面によっては必要だが、それがチャンス役の都度出てきたり、チャンスゾーンに当選しただけで当たったかのような告知音はやめてほしい。
当たるときはサラっと当たり、外れるときはスーッと外れる潔さ。
打ち手に媚びを売ってこないまどマギは、犬ではなく猫的な可愛さを持ち合わせている魔性の台だ。
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