[2]2015年11月までに販売可能な現行基準機の噂 [2015/5/18(月)] |
しかし懸念事項もあり、あまり手放しでは喜べないのが実情ではないかと思っております。
というのは、
合格したものが「保険スペック」なのではないかという話。
新試験方法になり、これまで以上に申請合格の門が厳しくなってしまったきらいのあるパチスロ市場。
それでもユーザー満足度のために、やはりメーカーは「保険スペック」からの申請投入にて「保通協」の様子をうかがっています。
その「保険」のうちの一つが合格したのだろうという話になっております。
これまでならば、「保険スペック」はあくまで「試金石」であり、本命スペックを通すための「ボーダーライン」として完成した機械なわけです。
もし旧来の試験方法であれば、本命スペックが通らなかったとしたら「本命スペック」の焼き直しをし、長時間出玉率の調整をかけて、本命スペックにより近いものを販売しようと努力を重ねることもできました。
しかし、
現状ひと月に投入できる同型式は2型式までと決まっているので、そうそう何度も持ち込めるわけでもない。
しかも、現行スペックのタイムリミットは「11月末設置」ということが決められております。
となると、サミーといえど、キラーコンテンツの「北斗の拳」といえど、「保険スペック」でも販売を余儀なくされるわけです。
なので、保険スペックでも販売するのだろうというのが大方の予想です。
さらに言えば、サミーには「上場企業」という大きな足かせがあり、きちんと株主に利益還元を考えていかなければいけない。
特にサミーの里見会長という方は、まさに「漢」と評価されるくらいの大物です。
昨年、利益率の悪い「セガ」の人間をリストラした時も、「忸怩(じくじ)たる思い」だったそうで、会社に「二度とこんなことのないように、全社員一丸となって利益を追求してほしい!」という訓示があったそうです。
株主に体裁を保つためにこういうことを言うならいざ知らず、自社向けに厳しい口調でそういう訓示をしてきたということは、相当に奥歯をすり減らしてきているのでしょう。
こちらとしては応援することしかできませんが、是非トップメーカーとして頑張っていただきたいものです。
だって、しっかり株主に還元できるという事は、エンドユーザーである我々にもきちんと好影響があると思いますよ。
ステップアップ演出で言えば、
●ステップ1 : 株主に利益還元をしなければならない(青オーラ)
●ステップ2 : 開発を進め、販売しなければならない(黄オーラ)
●ステップ3 : その販売にて、利益を生み出さなければならない(緑オーラ)
●ステップ4 : 販売後、市場で好評を得なければならない(赤オーラ)
●ステップ5 : 好評ならば販売台数増加で、新台も売れ、市場でも大事に扱われる(虹オーラ)
ね?
ステップ5まで行ったら、当たってもらわないと困るわけです。
しかも80%継続してもらわないと困るわけです。
いきなり剛掌波でぶっ倒れられても困るわけです。
わたしはサミーの株を持っているわけでもないし、サミーの社員でもありませんが、業界においては「サミー」という指標をもって各社動向をうかがっているわけですから、きちんとトップランナーの責任を果たしてもらいたいと思っております。
頑張れ!サミー!
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