[4]「新内規」とはつまりどういうこと? [2015/4/13(月)] |
【いかんともしがたいメイン基板の容量問題】
そもそも論として、メイン基板ではATの機能をつけるだけの容量がなかったから、サブ基板が生まれているのです。
そのサブ基板の能力を減らして、メイン基板にその能力を移行させること自体、土台無理な話なのです。
そこで現在日電協が掛け合っているのが、メイン基板の容量アップ。
その昔、まだ1号機・2号機くらいの頃は容量に制限がなかったのですが、あまりに規格外の動きをする台を作るメーカーや、「ゴト師」などが多発した対策としてメイン基板に「いけないこと」をしてきたために、容量に制限をかけていたメイン基板。
「今後サブ基板の能力をメイン基板に移しします!」というムチで、そのかわりに「メイン基板の容量を上げてくれませんか?」というアメを頂戴しようとしているのが、日電協として行政にお願いいしているところです。
これが可能か否かで、今後出てくる台の質は大きく変わってくると思います。
この時点においては、ユーザーとしても業界に従事して仕事している者としても、日電協を応援して、今後開発・販売される台の「可能性」を広げてもらいたいと思っております。
【業界はどうなるの?】
今回「射幸性」を盾に行政から入った指導というのは、これまでの指導に比べ、あまりに厳しいと言えます。
もちろんその大元の理由は、メーカー・ホールともに調子に乗り続けた結果だと言わざるを得ません。
ここで、改めてメーカーもホールも「ぱちんこ・パチスロとはなにか?」というものを今一度見直す必要があるのではないかと思います。
大衆娯楽としてのあり方は、今のままでは過剰なのです。
それは、今回の指導だけではなく、低貸しの市場が活況なのを見ても、やはり「20スロ・4パチ」というものが時代にそぐわなくなってきているのだと判断できるでしょう。
では、すべてを低貸しにすればいいのではないか?と言われれば、そうでもない。
なぜなら、今の販売単価のベースというものは、「20スロ・4パチ」をベースに作られているからです。
低貸しばかりになってしまえば、結果としてエンドユーザーが楽しめるための設定は、ぱちんこパチスロ問わずほぼなくなると思っていいでしょう。
低貸しの為の筐体単価ではないのですから、回収を急ぐのは必然となり、遊技人口の減少に拍車をかけることになります。
そのままでいけば、業界は終わりです。
「はい。ちゃんちゃん」です。
しかし、少なくとも「製造業」としても「娯楽産業」としても、「社会性」「社会貢献性」というものは内包している業界です。
パチンコ税しかり。
それをいかに見せていくかが必要なことだと思っています。
いつも具体的なアイディアが出てこないですが、現状、もう業界的にも徳俵に足がかかっている状態です。
業界が業界として機能するために、メーカーもホールも「社会意義」というものを生み出す必要があると思います。
そのためにもまず、業界のあり方というものをもっとオープンにしてもいいのではないでしょうか?
もっと触れやすく接しやすい業界であれば、おのずと社会評価も変わってくるような気がします。
見えないから興味がない。
興味がないから見える埃をたたく。
結果的に叩く行為が目立つから、よくない業界にうつるのだと思います。
そして、どうしても「換金」という行為があるため、日陰に隠れる必要があり、そこに「ゴト師」という明らかな違法行為をするものを生み出す可能性を作っている気がします。
やはり、結局は業界として誰もがなぁなぁで進めた結果、今のいびつな形になってしまい、業界縮小の憂き目にあっているのだろうと思います。
【もっと、みんなが気軽に遊べる環境を】
「換金を合法化すれば客はかえってくる」とか、「脱税をなくせば業界は明るくなる」とか・・・
そういう事ではなく、なんで上のようなことを言われるようになってしまったかをもう一度考えてみる必要があると思います。
別に管理人に書けって言われているわけじゃないですけど、「
こんな機種ってどうでしょう?」って企画、楽しくないですか?
法律とか規制の事は置いておいて、「あーでもない。こーでもない。」って自分の意見を書いているのって。
同じ趣味を持つ同士で「あーだったらどうだろう?こうしたらどうだろう?」って。
こういうのって、ぱちんこパチスロを問わず「健全」じゃないですか?
そういった試みが、もっと前に出てくればいいと思います。
ただホールに行ってお金を使うだけが遊びじゃない。
こういう台があれば面白いなぁと考え、そのアイディアをぶつけ合う事って至極「まっとう」ですよね?
もし可能であれば、「こんな機種ってどうでしょう?」のアイディアをまとめて、メーカーにぶつけてみようかと個人的には画策していますが、どうですかね?
もしそういう事が現実に向かえば、「エンドユーザーの声が届く業界」として、すごく「社会意義」の高いことだと思うのですがね。
みなさん、こんなわたしの「考えってどうでしょう?」
といったところでお時間です。
ご拝読ありがとうございました。
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