[3]2016年の業界展望 [2016/1/11(月)] |
【メーカーにおいては『行かないと打てない』魅力を! ホールにおいては『そこで打つ価値』を見出す努力を!】
ぱちんこ・パチスロが
『遊技』であり続けるのであれば、ユーザーの獲得は必須なわけです。
しかし、遊技ではなく
『遊戯』において現在一歩抜きんでているのは、やはり携帯ゲームアプリでしょう。
携帯さえあればどこでもできるし、容易に時間を潰せる。
コミュニティのようなものを作れば、友達ともつながれる。
携帯ゲームアプリは、手で持てる携帯で無限大に近い遊びの可能性を持っているわけです。
もちろん、未成年の課金問題などの社会問題性もありますが、それでも携帯ゲームの可能性はぱちんこ・パチスロという遊技から若者を遠ざけてしまいました。
どうしたって、ぱちんこ・パチスロは同じ土俵には上がれません。
「わざわざ」行かないと打てないわけですから。
しかし、それはどのアミューズメント施設でも一緒だと思います。
ミッキーに会いたければ「ディズニーランド」に行かないといけませんし、「エヴァの4D」を体感したければ「USJ」に行く必要があります。
ぱちんこやパチスロも「ホール」まで足を運ばなければなりません。
勝ち負けは置いておいて、そこまでして行く価値があると思われていないのが現在のぱちんこ・パチスロです。
ソフトの魅力もさることながら、ハード面やメカ面にも魅力があるような機械づくりをする必要が出てきていると思いたい。
ハードメーカーの人間として。
そして、ホールは「うちでしか打てない」という環境づくりが必要になってきています。
現時点では噂レベルですが、メーカーがホールと独占契約を結び、そのホール(or系列店)に優先的に販売するというような導入手法を考えているという声を聞きました。
それが事実だとすると、「そのホールでしか打てない」という機種が出てくるわけで、それがホールの色になるのならば、競争力も高まるのではないでしょうか?
『そこで打つ価値』というのが生まれるのではないでしょうか?
Aというホールなら、ユニバ台打っておけば間違いない!とか、Bなら大都だとかね。
そういったメーカーと協力してとホールの色が出るのなら、それは業界的には今までになかった大きな変化であり、進化になると思っています。
【終わりに】
「はい!じゃあおしまい!」と簡単に言うには、ぱちんこ・パチスロ業界は大きくなりすぎました。
その結果として、雑誌のみならずTVやWEBでの露出も増えてまいりました。
しかし、その割に業界参加人口は減ってきているという矛盾も抱えています。
悲しい現実です。
それが今の7号業界の立ち位置です。
ですから、「ぱちんこ・パチスロ
『は』面白いよ」ではなく、「ぱちんこ・パチスロ
『だって』面白いよ」って思ってもらわないといけないと思っています。
ユーザーの方に時間を使って遊んでもらうために。
遊技ではなく、遊戯の選択肢の一つとして。
なので今年も、パチスロ自体の楽しみや勝ち方は当サイト、専属ライターのページや枠上で。
業界そのものの興味は花火あにさんやわたくしのコラムにて。
今後も情報発信していければと思います。
それが、ユーザーの皆様が業界を楽しむ一助になることを祈りつつ。
そして、業界の回復・発展につながることを望みつつ。
本日はここいらへんでお時間です。
お目通しありがとうございました。
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