[3]今年の各主要メーカーの総括&今後の展望 [2015/12/21(月)] |
■ 大都技研 ■
【2015年寸評】
苦しむだろうと思われながらも、なんとかまとめてきた印象が強いのが大都技研。
ジャッカスは確かにちょっとアレでしたが、それでも今日(12月21日)には秘宝伝を間に合わせてきました。
純粋な新基準ARTという意味ではメーカー初ではないでしょうか?
ユニバやサミーほどの規模がない中で先陣をきるのは実に立派。
ソフトの開発力はさすがの一言です。
ぱちんこの方はどうにも定着できなかった年のようにも思われますが、ど根性ガエルはミドルスペックくらいならもう少し売れたのではないですかね?
演出の遊び心はさすが大都と言える出来だったように思われます。
内規的に色々変更も多かった中では全体的には及第点といったところではないでしょうか?
【2016年展望】
ぱちんこの方は小休止のようですが、回胴の方は今後もコンスタントに出してきそうな勢いです。
秘宝伝の後の「まつりば」はもうプロモーションが始まっていますし、ノーマルタイプの方の開発も急ピッチで進んでいるようです。
実際問題、大都のノーマルタイプは評判も評価も高い印象があり、ユニバと同じくピエロやカエルのシマに喧嘩を売れるだけのポテンシャルはあるのではないでしょうか?
来年以降はホールにおいても「低射幸性」という足かせがついてくるので、ノーマルの需要は高くなってくるはず。
もしかしたら、大都がノーマルでホールを席巻することがあるかもしれません。
しかし、そこはやはりコンスタントに保通協の申請に持ち込めるかが課題になってきそうです。
そこを大都がどうにかしてきたら、一気に勢力図が変わるといっても過言ではありません。
工場の大きさはトップメーカーとして恥じない大きさですし、生産力もあるわけですから。
堅苦しい状況になってきた業界において、抜きんでる可能性を秘めたメーカーと言えるのではないでしょうか?
■ まとめ ■
主だったところはこんなところでしょうか?
3月の1発目に期待した「七匠」は、今年は結局ベルセルクの販売だけにとどまりましたし、オーイズミも「ストライクウィッチーズ」と「シュタインズ・ゲート」のみ。
特にオーイズミは人気版権物の割には伸び悩んだ印象が強いかと思います。
七匠はやはり新参メーカーゆえの開発スピードの遅さが足を引っ張ったと言えるでしょう。
今後は、その資本力の高さから開発ベースを高める可能性もありますが、現状は市場の落ち着きを待っているという印象です。
2016年においては、正直新参メーカーや中小メーカーで期待をかけるのは酷という状況なので、やはり大手三社(ユニバ・サミー・山佐)、と追随メーカー(大都・SANKYOなど)に頑張ってもらって2016年のトレンドを作ってもらいたいものです。
■ 最後に ■
さて、2015年のレギュラー連載はこれにて終了となります。
今年もたくさんのご愛顧大変ありがとうございました。
思えば、昨年のサイトの忘年会で酔っぱらって、その勢いで「読んでもらえますか?」と記事を送ってから1年。
稚拙な表現・文章に終始したようにも思うこともありますし、伝えたいことがうまく伝えられず、やきもきした回もございました。
しかし、皆様から頂く評価の数々においては励まされ、打ちのめされの繰り返しで。
日々勉強でございました。
2016年も「立ち回り講座」において連載と営業をクランキーの大旦那と花火の大番頭のもと、精一杯業界を盛り上げていけたらいいなと思う次第でございます。
特に今年の大きな反省点は、「連打!」に向けたアクションを読者様方に示せなかった事。
実は水面下ではいろいろと動いていたりもしたのですが、なかなか事が上手く進まなかったり、上手くいきそうになっても、再度話し合う中で「やっぱりこれは違う」となったり、といったことを何度も繰り返し、結果、サイトで公開できるような進展はありませんでした。
しかし今でも諦めずに、毎度毎度大旦那たちと打ち合わせをするたびに「あーでもない、こーでもない」と案を出し合い、何度もアプローチを変えている次第でございます。
読者の皆々様に置かれましては、今しばらくお待ちいただければと思います。
え?
待ってられねぇって?
そんな意地悪言わねぇでくだせぇな?
今日ぐらいは許してくださいまし。
なんでって?
そりゃ、今日がわたしの誕生日だからさ。
といったところでお時間です。
お目通しありがとうございました。
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