[3]三七的、業界ニュース速報詰め合わせ [2015/6/22(月)] |
【日電協の新役員人事発表!その理事長は・・・】
6月12日に日電協の役員人事が発表されました。
「7号の規制緩和を取り付けるまでは辞めない」と思われた
セガサミー会長里見治氏が、理事長を退任し相談役になり、注目された新理事長は、
山佐社長佐野慎一氏が就任されました。
里見氏の理事長在任時は、特にその政治的影響力から、管轄官庁をはじめ他の影響力のある庁にも積極的に7号の「可能性」を広げるための取組をしてきました。
里見氏の名誉のために言っておきますが、いけないことをしていたわけではなく、「お伺い」と「お願い」を繰り返してきたわけです。
そこには、里見治という男の「アミューズメントで世界を変える!」という強い思いから、理事長として矢面に立って警察庁や保通協とのやり取りをしてきたわけですが、さすがに今回の規制強化からの組合としての取り決めには、いささか「疲れた」というところでしょう。
あたくしが聞いただけでも、
「里見さんが辞めてどうすんだよ!」
「今後どうするんだろうねぇ〜、日電協・・・。」
といった声が結構ありました。
実際に、里見さんに「まだ辞めちゃだめだろう。この後が大事なんだから!」って打診したなんて人の声も聞きました。
そしたら、やっぱり「いやぁ〜。ちょっと休ませてよ・・・。」って言われたと・・・。
7号規制が新たに入ってから、テレビの一般ニュースでも取り上げられていましたが、里見さんの自宅に銃弾が撃ち込まれたとか、保通協の申請に関しても、サミーの申請は軒並み落とされて規制強化の「見せしめ」に使われているとか、そういう噂があがっていました。
もしかしたら、
大都技研の前会長の木原氏が亡くなったことも影響があるのかもしれませんね。
「盟友」と称していいかまで深くは知りえませんが、里見―木原の2トップは仲が良かったです。
そんな仲間の死も、退任に影響したのかもしれません。
ちょっと疲れたトップランナーは、最前線からは距離を置いてほとぼりが冷めるのを待とうといったところでしょうか。
個人的には、「義にアツい」タイプの里見さんがトップから降りるのはさみしい限りですが、言っても御年70オーバーです。
ここらで一度英気を養って、またしかるべきタイミングで業界をリードしてほしいなぁと思っております。
では、新任の佐野氏についての「期待感」はどうでしょうか?
個人的には、
保守派の佐野氏が理事長になったことで、業界環境が悪くなることはなくても良くなることもないでしょう。
以前にも言いましたが、よく言えば物腰の低い何でも屋の山佐ですが、悪く言えば「お上の犬」です。
指導に対しては1も2もなく「はい!」なんですよ、佐野氏のイメージって。
今回の人事についても、
新任で副理事に昇格したのが「パイオニア」と「北電子」の保守系メーカーです。
業界イメージとして、「穏やか」な方向に持っていこうというのが見え見えの人事ですね。
この辺の人事にて、管轄官庁が業界をどう見るか。
そして、どう動いてくるか今後の動向に注目です。
また日電協の状況について動きがあれば、ご報告いたします。
といったところでしょうか。
今後、お盆前商戦に向けて業界的には活気づいてくると思います。
新機種のラインナップも興味深いものが多いですし、11月までの設置に向けて各メーカー戦略を練っているところでしょう。
今後また新たにどんな話が飛び込んでくるか…。
業界的にいい話が飛び込んでくることを祈ったところでお時間です。
ご拝読ありがとうございました。
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