[2]「ユニバーサルカーニバル2015」を体験して思う事 [2015/6/8(月)] |
【オリジナルコンテンツの人気の高さ】
此度のイベントで、コスプレ来場者に対しての来場者限定プレゼントの配布などもあり、多数のコスプレ来場者が現れたのですが、そのコスプレ支持率というのが興味深い。
●1位 「GODシリーズ」
●2位 「花火シリーズ」
●3位 「バジリスク」
アニメや漫画のコンテンツとしても支持の高い「バジリスク」を抑えて、自社オリジナルコンテンツのキャラでのコスプレ多数という結果に。
あまり詳しくないのでよくわかりませんが、「まどかマギカ」なんかもアニメコンテンツとしては人気コンテンツなのでしょう。
それすらも抑えてのユニバコンテンツのワンツーフィニッシュ。
もちろん、ユニバーサルのイベントだからということもあるでしょうが、それにしてもパチスロのゲーム性だけに関わらないところに人気が出たというのは正直驚きです。
花火シリーズなんかは、まだキャラクターの「色」なんかもわかりやすい方かとは思いますが、GODシリーズに関して言えば、ケルベロスもペルセポネもハーデスも、誰も喋りませんからね。
それでも1位になるという人気の高さ。
出玉以外の部分が評価されたという意味で、メーカーとして大きく評価されていい結果でしょう。
そして、ホール稼働というインドア型アミューズメントと、「コスプレ」という他者向けのアウトドア型エンタテインメントのミックスというのもまた興味深いかと思います。
パチスロというものは、基本的には他者との関わりが少ない遊びです。
それをメーカー側が主導し、キャラクターの強さを生かして、機械以外のところを通して、沢山の来場者を集めることができたのは、業界としてのあり方としては素晴らしい。
大型コミックマーケットなどに代表されるような、コスプレイヤーが沢山集まるイベントというのは、1メーカーや1キャラクターに依存するようなものではありません。
しかし、今回のユニバカは1メーカーで多数のキャラクターを排出し続けたユニバーサルだからこそ出来たこと。
版権物に依存せず、人気コンテンツを作り続けるその姿勢は業界メーカーとしてモデルメーカーになってもおかしくないと思います。
【メディアミックスという試み】
その場所に行ったからこそ味わえる「プレミア感」というのも、こういうイベントでのみ味わえる醍醐味と言えるでしょう。
そういう意味で言えば、出版社の垣根を越えてたくさんの業界著名ライターが集まり、来場者と交流し、ステージイベントを通してスロットの楽しみを伝えたというのは偉大なる試みだったと思います。
さらに、ぱちんこ・パチスロ好きを問わず、お笑い芸人による「ぱちんこ・パチスロ」をベースにしたネタをステージイベントで行い、ただのファンイベントだけではなく、「ただ友達に連れてこられた人」でも楽しめるような催しもありました。
もはや業界的には、「好きな人だけ来てくれればいい」ではなく、潜在的に「ぱちんこやパチスロを楽しんでもらえる」人を増やすための機会を設けなくては、ただただ衰退してしまうだけです。
その間口を広げる必要性で言えば、「お笑い」というフィルターを通して伝えるのはわかりやすくなる。
わかりやすく楽しければ、触れてみようという人も増えてくる。
そうすれば、業界的にも「また」ぱちんこ・パチスロを楽しいと思える人が増えるのではないでしょうか?
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