「パン。パン。」
遠くでお手がなっている。
大旦那のクランキーがだれか呼んでいるようだ。
こんな時、大体いち早く察し、駆けつけるのが当サイトの大番頭の
花火であるが、多忙を極める現在、早々と駆けつけられない。
そもそも彼は仙台である。
物理的にも簡単ではない。
「パンッ!パンッ!誰か。誰かいないかえ?」
さらに大旦那のお手がなる。
ちなみに言っておくと、この程度でイライラするような大旦那ではない。
ようようにしてここに三七が駆けつける。
三七:「へぇ。旦那お呼びで?」
クランキー:「おっ。ようやく来たね。呼んだらすぐに来ないといけないよ。」
本当はちょっとイライラしていたようだ。
三七:「へぇ。すんません。いやぁ、こういう時って大体花火のあにさんが来るでしょ?旦那からお声がかかるって言ったらね。ほら、やっぱりね。うちの大番頭がいの一番に。」
クランキー:「いや。まぁほら、彼はね番頭さんだからね。忙しいんだからね。まぁ、いいや。今日はお前さんに用があって呼んだんだよ。」
三七:「え?あっしですかい?あっしで大丈夫ですかい?大したことなんかできませんけども。えー。あっし?」
クランキー:「そうだよ。お前さんだよ。お前さん。ぼちぼち以前から言っていた『回胴小噺_楽屋裏』のほうは進めることはできないのかい?」
三七:「あー。あれですか?あれはまぁ・・・その・・・。ほら!『立ち回り講座運』みたいなものがあってですね。立ち回り講座に関与しだしたとたんに本職での立場が上がったりとか、仕事が忙しくなったりとかあるじゃないですか?その影響と言いますかね?あー!ほらそれこそ花火のあにさんだって・・・」
クランキー:「いちいち長いな!お前さんは!簡潔に言ってごらん?記事はあるのかい?」
三七:「なくはないですが、旬を通り越してもう古い実践記事しかなくてですね・・・。他だったら・・・、実践というよりはただの日帰り旅行みたいな実践記事ならありますけれども・・・。ちょっと、前ですけど、名古屋に行ってきたんですよ。
二見さんに会いに。」
クランキー:「そういえば、そんなこと言っていたね。大阪出張の帰りに寄ったとかなんとか。で、どうだったんだい?」
三七:「へぇ。ウナギをご馳走になりました。」
クランキー:「・・・ほかには?」
三七:「へぇ。これがまた。身はふんわりとしてそれでいて外はカリッと。安いウナギのような泥臭さもなく、ご飯もかためであっし好み。そのまま食べてよし、薬味で食べてよし、茶漬けも最高と、『ウナギ界のトリプルスリーや〜』ってなもんでしてね・・・」
クランキー:「だれがウナギの感想の詳細を聞いたんだい?どこのパチスロサイトに食事の感想だけのコンテンツがあるっていうんだい!」
三七:「
枠上クランキー。」
クランキー:「あっ・・・。わっ。枠上はだな・・・。そういう位置のコンテンツじゃないんだよ!実践はどうだったんだい?って言ってんだよ!」
三七:「あー。実践ですか?なんだ〜。旦那実践の話が聞きたかったんですか?それならそうと言ってくださいよぉ〜。あっしも察しはいいほうなんですから!」
クランキー:「(こいつはまったく・・・)」
三七:「事の次第はこんなかんじでしてね・・・。」
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