[2]新台に起きている異変/6号機開発の苦悩 [2018/3/1(木)] |
さて、ではさっそく質問に答えていきたい。
>スロットの役物も要らないです、名機で役物付いてる台はない
全く質問ではないけれども、この意見にはおおむね賛成である。
そもそもパチンコとスロットの大きな違いは、パチンコは「待ち」主体なのに対し、スロットは「攻め」主体という遊び方の相違にある。
パチンコの当たりまでのプロセスは、液晶を見ることを主体とした「待ち」だが、スロットは「攻め」というだけあって、当たってないと思ったらガンガン演出を飛ばす。
そのため、演出のための結果として出てくる役物という存在とは、非常にかみ合わせが悪い。
ただし、パチンコ的使い方(いわゆるジャッジでの使用)をしなければ、役物も非常に魅力的かと。
代表的なのは、4号機時代の吉宗のシャッターなどは非常に魅力的な使い方だった。
シャッター揺れが続いて、閉じる。
そして、高確率へ…
当時は、液晶が閉まって始まるあの高確率演出に魅了されたものである。
こういった、サブ的な切り替え要素として使われている分には問題ないと思う。
他にも、操作が効かない間をうまく利用して、その間に役物を動かしている台なんかも邪魔にならず、期待感を上げているだろう。
例えば、大都技研のクレアの秘宝伝(初代)なんかがそうだ。
あの筐体のサイドにある役物が、リール回転までのウェイト時間に動き始めるので、何段階まで上がるかを見ながらワクワクできる。
もちろん、操作できない時間なのでストレスなくボタン停止に移ることができる。
こう考えると、大都は役物の使い方がなかなかに上手である。
>いまホールにあるみなし機はいつまである?もう一度整理して教えてください。
では、まず“みなし機”とは何かについて簡単におさらいしていこう。
まず遊技機は、検定を通過してから3年間が設置期限となる。
簡単に言えば消費期限だ。
そして3年が経過したときに、再認定をした場合、もう3年設置することが可能となる。
以降は認定を取れないのだが、これ以降も設置をする場合は“みなし機”という扱いになる。
ほんとはダメなんだけど、暗黙の了解でつけっぱなしにしてもいいよーというのが今までの状況なわけだ。
ところが、今年の2月に法改正があって、みなし機は撤去が確定となった。(Aタイプは暫定的に残しても問題ないらしいが)
つまり逆算すると、2018年2月から6年以上前の機械は完全にみなし機確定となり、消えているのが現在の状況である。
主な機械としては、鉄拳2nd・北斗救世主・番長2など、一時代を築いた名機たちである。
また、近い将来消えるのが、初代ブラクラ、RODEOモンハン、初代マクロスF、初代ギアス、バイオ5などである。
これらも2018年度内に消えるので注意!
また、再認定が認められない機械もある。
高射幸性リストに入った北斗強敵などが対象だ。
2018年9月には消えてしまう。
ちなみに高射幸性リストとは、
「2万枚出る可能性がある台」として撤去対象になっているわけだが…
転生の方がよっぽど出るんじゃ…
と、撤去されるのは主にこんな感じである。
基本的には、古いものではAT機が残りART機が撤去される、と考えていれば大体あっているだろう。
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