[2]打ち手に不評でも、メーカーが映像の3D化に走る理由 [2018/2/8(木)] |
さて、今回はあまり6号機に新しい進展もないので、別の話をしていこう。
今回は映像について話していきたい。
みなさんは、こんな経験はないだろうか?
「自分の好きな版権がスロットになって嬉し………え?3Dになってる〜!?」
と、大層がっかりするという経験である。
実際、今パチンコ関係のスレッドを見ると、パチンコ「バジリスク」が3Dでヤバそうだとか、パチンコ「一騎当千」が3Dになって、今まで2Dだったのに全く求めていないという意見が大量に出ている。
実際、3Dは本当にいいイメージにつながっていない。
まぁ、アニメ系の版権なんかは元が2Dで作られているので、イメージは違ってしまうのだから当然か。
普通に受け入れられているのは北斗くらいだろう。
では、なぜ3Dを使うのだろうか?
たまに「2Dだと金がかかるから3Dにしている」なんて意見を聞いたりもする。
しかし実際のところは、
3Dの方が断然金がかかる。
2Dの方が安いのである。
ではなぜ不評を受けながらも3Dで作るのかと言えば、その理由のひとつに、
「調整や修正をしやすいから」という理由がある。
2Dは確かに安く済むのだが、あとあと修正を加える場合や、全く違うカットに変えたいとなった場合、どうしても書き直しをしなければならない。
カットインに使うような一枚絵ならまだしも、ムービーになると出来上がるまでにかなりの時間がかかってしまう。
そのため、納期の都合上どうしても修正が効かなくなってしまうことがある。
それに対して3Dで作ってある場合、モデルが作ってあれば動かせるので、ある程度ギリギリまでいじって調整することも可能である。
なので、ギリギリまで調整しやすい柔軟性の高さが3Dの魅力の一つだ。
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