[2]パチ屋アルバイト時代のお話 [2015/3/5(木)] |
私は、二店舗のパチンコ屋でアルバイトをしてきました。
一店舗目は、たまに記事に登場する駅前店「A」。
パチンコ180台、スロット70台ほどの中規模店。
二店舗目は、駅から離れたスロット専門店「B」。
スロット120台ほどの小規模店。
共通点といえば、どちらも等価交換であることと、めちゃめちゃ暇なお店だったということ。
18歳になる前から、どうしてもパチンコ屋さんでアルバイトがしたくて、誕生日を過ぎて割とすぐにA店でアルバイトの募集がかかっているのを見付ける。
友達に、面接が決まったと報告をすると、
「A店は店長の趣味で、可愛いくてスタイルいい子しか採用しないんだって。 だからお前は無理だな!」
と言われ、絶望感に押しつぶされそうになりながらも面接へ。
冒頭でも書いたように、人見知り+すぐ緊張してしまう私だが、フランクな社員さんだったので助かり、何とか笑顔で質問に答える事が出来た。
そして終盤。
面接官 「まつげさんさぁ〜、彼氏とかいるの?」
この質問に一瞬時が止まる。
以下、心の声
(…なんて無神経な質問してきてんだこの人。 リアルに何週間か前に別れたんだけど。 これは正直に、つい最近別れましたって言えばいいのか? あぁ、でもよく分からないプライドが邪魔をして、非リア充だなんて言えない…。 居ます!って言ってみるか? ダメだダメだ、嘘はダメだ。 いや、待てよ。 この人ひょっとして私のこと好…………)
まつげ 「もう居ません。」
面接官 「…あー、ごめんね…なんか…」
終わった…
色々考えたせいで、一番変な答え方をしてしまった。
ニコニコする事を意識してたおかげで、「もう居ません。ニコッ」ってしてしまい、ただのメンタルやられてる子になってしまった。
この後妙な空気になり、そのまま面接が終了したのは言うまでもない。
が、しかし、受かってしまった。
可愛くもなくスタイルがいい訳でもない私がなぜだ?
数日後に受かった理由を知る。
まつげ 「新しいアルバイトって私だけなんでしょうか?」
社員 「そうだよ! 30人くらい面接したんだけど、まつげさんだけ。」
まつげ 「…どうして私だけ受かったんですか?」
(やっぱりこの人私のこと好…)
社員 「んー、無駄にニコニコしてたし、一番は声がクソでかかったから。 隣の事務所まで聞こえてたらしいぞ。 あと、彼氏居ないって事はイベント日空いてるもんね?」
まつげ 「…イベントを意識して生きたことがありません。」
このやり取りは、未だに完コピで再現出来るほど記憶に残っている。
次のページへ
【 今時女子のリアルスロット事情 】 メニューへ