[1]魔人の生まれた日 [2016/5/11(水)] |
えー、どうも皆様、こんにちは。
ケン-スティーブンでございます。
なんだか、とてつもなく暑くなったり、急に雪が降るほど寒くなったり困った天気に悩まされています。
櫻が通常よりも2週間ほど早く開花となってしまい、冬に雪が降らなかったと思ったら、春の桜もかい!と、シーズンの物がシーズンに無いという危機的状況に陥っています。
僕の収支までもが危機的状況にならないように祈るばかりです。
さぁ、では前置きはさておいて、本編いきます!
学生の街と言っても過言ではないその地には、駅の目の前にどう見ても潰れているであろうホールがあった。
ちょうど当時住んでいた体育寮から学校への道のりの途中にそのホールはあって、僕の登校を何度となく阻んだ。
気が付くと、その異様な雰囲気に吸い込まれている。
ホール名も、意味のわからないアルファベットを無理やり読んだものだった。
壁はボロボロで、店内は薄暗く、床も「小汚い」ではなく単純に「汚い」。
千円札しか入らないサンドは、遊技台2台に1機しかなかった。
まず人も少なく、駅前にも拘らず学生の姿なんてほとんど見えない。
1F・2Fはパチンココーナーで、釘がぶっ壊れた方向に向いていて、馬鹿みたいにグルグル回る。
なぜなら、換金が2.8円だから。
時代遅れの機種ばかりだった。
3Fはスロットコーナーで、ジャグラーが25台程度、後は北斗、番長2といった珍しくはない定番というラインナップ。
かといって、メチャクチャ設定がいいわけではない。
終日でも、1000回転も回ってない台ばかり目立つ。
その代わり、ある一機種にはかなり高設定を使っていた。
大都技研のパイレーツやバジリスクUがその対象で、それを1週間ほど据え置いてあったので、部活がない日にはよく打ちに行っていた。
バイクの教習所の費用は全額、鉄拳デビルとの戦いを制して払ったのだが、それもこのホールだった。
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