[2]魔人の生まれた日 [2016/5/11(水)] |
そしてある日、この一握りの熱い機種の中に「コードギアス」が入った。
僕は、この日が人生の分岐点だったと今でも思っている。
正直、この機械は設定6だからどうというよりも、朝から晩まで打つ大義名分を得て、自分に高設定だと言い聞かせて打ち続けたかっただけだと思う。
ざっと設定差としては、
●低確滞在中の強チェリー、強スイカからのART当選
●高確滞在中の弱チェリー、弱スイカからのART当選
●弱スイカからの白頭REG
主なところはこんなところだったと思う。
6はARTの初当たりが物凄く軽く、低設定になるとARTへの道のりが半端なく険しかった。
一方この「コードギアス」、はっきりいって高設定っぽい要素を確認している時点で勝てていないことが多い。
複数の初当たりで伸ばすような機械ではないのだ。
そこで大切なのが、ART初当たり時の複数セット振り分け。
これを制することができると、ぐっとチャンスが広がる。
初当たり時、滞在モードや契機によってテーブルが7つから選択される。
そのテーブルと設定によって、複数セットの選択される割合が違った。
そこに驚異の初当たり時11セットという振り分けがあり、これが爆発の契機となる。
さらに初当たり時にもガウェインの抽選もしているので、絡んだ時の跳ね方はとんでもなかった。
正直攻略としては難しいと思うし、6だって分かっていても、勝率を考えるなら他の6を選ぶ人も多いかもしれない。
しかし僕は、この台の真の面白さにすっかり憑りつかれてしまっていた。
ミリオンゴッド神々の系譜に次いで、打ったゲーム数が多い機種2位だろう。
ART中の音楽であんなにジンとくることがあるだろうか。
システムも面白いけれど、カットインの熱さや、演出、音楽面も最高の出来だったと思っている。
ボーナス重複時に、小役の種類をランプで示唆してくれる機能も良かった。
ちなみに原作のアニメの出来もなかなかにいい。
物凄い長いのでアニメを見たことない人には厳しいかもしれないけれど、エウレカに次いで面白い。
ただ一つ言えることは、主人公であるルルーシュはゴミ野郎で、カッコよくもなんともない。
シャーリーというヒロインの女の子がただただかわいそうである。
2期に分かれているのだが、今回R2編もスロットとして世に出るので、この機会にまだ見てない人は是非。
こうして1週間、このボッタくりホールの熱い機種「コードギアス」を打ちまくった。
どうだろう。
連日連夜、まぁ投資が止まらない。
ARTを引き当てても伸ばせず、ボーナスが通常時にしか引けない。
初日から4日目までで0勝3敗1分。
投資が20万を超えていた。
箱を1箱使ったかと思えば、すぐに下皿へと戻り飲まれた。
しかしながら、毎日弱スイカ+白REGを複数回確認し、第一天井直前で高確中の弱チェがヒットしたりと、僕のメンタルをバキバキに折りつつも、ほのかに高設定臭を放っていた。
「もう明日は行きたくないなぁ」と、家に帰ってPCに収支を入力しながら考えていると、明日が一応リニューアルであることを思い出す。
変則11:00オープンと謳っていた。
だが、そんなことに期待できるようなお店ではなく、センター通路の機種一択だ。
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