[3]魔人の生まれた日 [2016/5/11(水)] |
翌日、一応10:00の整理券配布に行くと、人数は3人。
しかも機種指定の整理券を自分で取るという方式。
迷わずセンターの「コードギアス」を選んで開店を待っていると、どうやら10人ほど人が増えたようで列ができていた。
入店すると、僕はおったまげすぎて階段から落っこちそうだった。
まず、店がめちゃくちゃ綺麗になっていて、床が絨毯になっていた。
サンドは一人一つで、1万円まで入るし、データランプも今までのような見る事すら困難な仕様ではなく大きく見やすかった。
どんなホールリニューアルの匠がリフォームを手掛けたのだろうか。
「も、もしかして、本気だしちゃった?」
一瞬そう思ったけれど、まぁそんなことは無いだろう、施設が綺麗になっているのだから回収だろう。
そう思った。
しかし、やはり異変は起きた。
まず、コードギアス全台が500ゲーム以内にARTの初当たりを引いた。
コードギアスのみならず、ゴッドがリプ4連から2セット、何より立ち上がりが異常だった。
フル満員で開店したらその異常さは際立ったのだろうが、なにより人がいなくて確かめようがない。
だが、やはり学生とお年寄りのお店。
噂が広まったのか17:00には満台。
一方僕はというと…。
直ぐには波に乗れなかったけれども、2回目の初当たりが見えないストックに救われ、ガウェインとループが絡んだり、ボーナスが荒れたりと一撃が伸びる予感。
そのまま周りを見ることがあまりできなかったものの、無事に取り切って7000枚オーバーを叩き出した。
そして最後に周りを見ると、3000枚札や5000枚札が刺さりまくっていて、まさにお祭り騒ぎ。
わずかな本物のリニューアルである可能性を感じて、次の日は7:00に整理券を取りに行く。
コードギアスは確保できたものの、すでに20人ほど並んでいた。
このお店に普段行ったことがある人間ならば、こんな様子を見たら「雪でも降るの?」と思うだろう。
満台でスタートした2日目、まさかのデジャブのような立ち上がり。
結果、この日、万枚は5台。(もちろん高設定だからとは限らないけれど)
札が刺さっている機械はほぼ全て、というより、朝から閉店までほぼずっと同じ人が打っていたと思う。
以前仙台のお店の様子を書かせて頂いたことがあったが、あんなもんではなかった。
4号機時代のお祭りってこんなだったのかなぁ。
僕は、少しだけ「昔ってよかったんだな」と思ってしまった。
もしこのリニューアルオープンを体感した人がいたら、今でも話が盛り上がるだろう。
下手したら全機種全台5・6なんじゃないかと。
「魔人が生まれた日」
このエピソードBBをいつか引いてみたいと思っていた。
ループシステム90%のストックがあることが確定する。
勿論ループシステム中はストックを一切消費せずに継続するので、契機としてはギアスラッシュよりも強いと僕は思う。
この「魔人が生まれた日」をこの日10:00に見た僕は、万枚を遥か超えた高みに到達することができた。
そしてリニューアル3日目も全く状況に変化がなく、変わったのは6:30に並んでも「コードギアス」はとれず、今まで並んだことの無いお店に、開店2時間半前に人が50人以上並んだという事だけだった。
ちなみにこの後も状況は好転し、僕が就職する直前も、平日でも並びができるくらいのお店へと進化していた。
恐らく経営者が変わったのだろうなと、今考えれば思う。
あんなに強烈なリニューアルを魅せられれば、嫌でもその後も稼働は落ちにくいと思う。
あの3日間の店側の赤字はとんでもないかもしれないけれど、瞬間的な稼働を急激に上げる為のドーピングだとするならば結果的には大成功。
立地も駅前であること、学生や老人が多いこと、競合がいないことを加味すれば、今まで何もしていなかったことが不思議なほどだ。
なんでも無茶苦茶に際限なく投資すれば、回収できなくなることは目に見えている。
しかし、目先の損を嫌がっていたら状況は変わらないし、思い切って損をして将来の稼働を買い、メリハリをつけて立ち直ったその瞬間をリアルタイムで見続けた僕は、どんなホールだって良くなる事ってあるんだなぁと実感した。
ビフォーの状態を見て「可能性あるな」とリニューアルに踏み切ったお店の人は、本当に先見の明があったのだろう。
以上、コードギアスが新台で登場すると初めて聞いたとき、このホールのことをどうしても記事にしたいと思っていたので、書かせていただきました。
特別な思い入れがあるタイトルであるだけに、どんな仕上がりなのか気になるし、是非打ち込みたいと思っています。
できれば、新旧コードギアス実践記事なんかも書ければなぁと。
それでは、また来週〜。
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