[2]彼女が教えてくれたこと [2016/4/13(水)] |
美味しいもの食べたいな、だったらどんなに楽だろうか。
このご時世、ちゃんと調べて、ある程度のお金を支払ったら美味しいものに辿り着けるだろう。
情報が溢れている世の中だし、調べる労力なんてたいしたことは無い。
でも、ことスロットはどうだろうか。
店選び一つとっても、ボッタ店を見つけるのは簡単だけども、優良店を探すのはなかなか難しい。
相手はスロットのスの字も知らない訳だし、もしこの一回で負けて「スロットつまらない」と思われることだけは嫌だ。
好きになってもらうのは難しいと思うし、少しでも楽しいポイントが見つかればいいな。
そう思った。
もう二度と打ちたくないとか思われたら悔しいので、徹底して準備することに。
パチンコ屋と言えば、まず「うるさい、タバコくさい、よくわからない」のマイナス三兄弟が表れる。
お店選びは直ぐに決まった。
高設定比率が他のどの店よりも多い高いと思われるホールだ。
機種は勿論ジャグラー。
しかも、並びで台を確保できないといけない。
少しでも良い台に座れる確率が高いということで他を圧倒している。
うるさいという問題は、高級耳栓を購入で解決。
タバコの匂い問題は、なんとこのお店、クロークが存在するのだ。
これでやや解決。
よくわからない、の問題は、「光る、揃える、メダル出る」で解決。
よし!
あとは待ち合わせ時刻より早く行って、状況を見ながら台を選んで、持ちコインを作る必要がある。
だって、いきなり1万円がなくなったりしたら気を使われるかもしれないし、良くわからない機械にそんなお金を吸われていたら嫌いになってしまうかもしれない。
そう思い、待ち合わせの約1時間前にホールに突撃!
すると、奇跡のハッピージャグラーが空き台に。
4500回転ほどで、合算が1/100程度、BIG先行。
神様に感謝した。
そもそもほとんど空き台が無い状況で、たまたまお爺さんが用事でもあったのか止めていったのだ。
というより、状況の良さにびっくりした。
土曜日で何の旧イベントも無いというのに、これだけ人がいるお店が他にあるだろうか。
なんとか投資6000円で下皿一杯の持ちコインの確保に成功する。
しかも、隣はクソ台なので恐らく埋まらない。
こうして完璧な下準備をして、待ち合わせの10分前に待ち合わせの場所へ到着。
まず、いきなり耳栓を渡されたことにびっくりする女性。
こういう小さい気づかいが好感度を・・・。
おっと、好感度は関係ないか。
ざっと、ここが光ったら当たりだという事、MAXBETボタンやメダルを投入するやり方なんかを教えた。
この時僕は、内心勝ったと思って安心していた。
間違いのない高設定に座っているし、ハッピーならREGに偏って死亡することも確率的には低いかと思うし。
ところが、蓋を開けてみればどうだろう。
下皿がモリモリ減っているではないか。
ハマっているのだ。
めちゃくちゃ気にしいの僕は、もう落ちかない。
早く当たれと祈るばかりだ。
うわー、いろんな不安を折角排除したと思ったのに、いきなりか。
あっさり光ると思ったのに・・・。
しかし、一度口火を切ると、溜まっていた火山が噴火するかの如くビッカビカ光り始める。
ん、ハッピーだからモワッモワか。
400ゲーム付近で当たってからというもの、これがビギナーズラックかと言わんばかりに当てまくる。
3回連続一桁BIG連までも達成する。
僕もその隣のクソ台臭のするハッピーでまさかのBIG連をかまして、なんと2時間程で二人合わせて約3500枚の交換に成功した。
もう心配と喜びが物凄い短いスパンで繰り返すから、どっと疲れた。
こんな、気が気でないスロットは二度と嫌だと言うぐらい緊張した。
こうして、勝利でデビューを飾った女性とケンは、美味しい夜ご飯を食べて、そのまま夜の街に・・・
次のページへ
【 レバーで綴る夢日記 】 メニューへ