[2]参加期待値と引き子 [2017/6/9(金)] |
<引き子を連れてスロ屋に行くのは得なのか?>
結論から言うと、「今までは得だった」というところではないかと思います。
「今までは」というのは、専業のスロプロ達が、自分達だけが引き子を連れているという状況だった時の話です。
ではどうしてそのような結論になるのかというところで、ようやく話は参加期待値へと戻ります。
要するに、参加期待値と引き子に支払う給料を天秤にかける訳ですが、その為にはいくつかの情報が必要になります。
1.シミュレーション別の期待値
最近はデータ機器が充実したり、ネット上で出玉情報を公開する店舗が増えたおかげで、取材レポートからだけではなく、一般のスロッターのTwitter上の呟きなんかからも、かなり具体的な数字情報が得られるようになりました。
中でも有用なのが、次のような情報です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○○月□□日 店舗名
バジリスク絆 全20台の合計差枚数40,000枚
まどマギ……
沖ドキ……
マイジャグ……
……
以上、主要機種100台の合計差枚数100,000枚
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
二見さんが仰っていた通り、シミュレーション別の期待値を正確に知る事は困難です。
しかし、上記のような情報があれば、座れれば平均で1,000枚のプラスという計算ができますよね。
加えて、全設置台数に占める当たり台(シマ)の数も、大雑把ですが窺い知る事ができます。
(今回は引き子が大勢存在する状況下での抽選入場を想定していますので、狙い台が特定できてそこにピンポイントで座れた場合の期待値の上昇は考慮しません。)
2.狙い台に座れる確率
入場抽選の結果、とりあえず何かしらには座れる番号を引ける確率を求めます。
これも取材レポート等を見れば、朝一の並びの人数が明記されているケースが増えてますので、計算の元となるデータを手に入れるのは簡単だと思います。
●狙い台に座れる確率
狙い台(機種)の設置台数 ÷ 朝一の並びの人数
単純にこの計算で確率が求められます。
但し、ここで狙い台と記載している通り、分子を全設置台数とはしない方が良いと思います。
例えば、絆だけが熱い店舗で絆に座れなければ帰宅すると決めているようなケースでは、絆の台数のみで計算した方が良いですし、アイムジャグラーのように設定6の機械割が低く朝一から座る価値がないと判断される機種がある場合にはそれを除外して計算します。
(この考え方は、シミュレーション別の期待値を計算する場合も同じです。)
3.引き子に支払う給料
私の知る限り、交通費込みで2,000〜3,000円くらいが相場ではないかと思います。
数百人規模の入場抽選だと、並びはじめてから抽選が終わるまでに1時間はかかりますので、移動の手間等を考えると実質的には打ち子の時給は1,000円くらいといった数字でしょうか。
そう考えれば、この相場感も妥当な数字のように思えます。
では、具体的にこの数字をシミュレーション別の期待値が上回るのかどうか検証してみます。
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