[3]参加期待値と引き子 [2017/6/9(金)] |
<引き子を連れている打ち手は損している!?>
今回は、都内ピースフルな場所にある店舗のデータをベースに、私が計算が分かりやすくなるように単純化した数値で検証を行いたいと思います。
現実の数字ではない点だけ、予めご了承下さい。
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■シミュレーションの条件
・5月中旬の来店取材日
・並びは1,000人で打ち切り
・設置台数は全部で400台
■当日の出玉情報
・バジリスク絆 全30台の合計差枚数15,000枚
・まどマギ 全10台の合計差枚数8,000枚
・凱旋 全30台の合計差枚数50,000枚
・ハーデス 全20台の合計差枚数2,000枚
・沖ドキ 全30台の合計差枚数50,000枚
・サラ番 全10台の合計差枚数20,000枚
・番長3 全20台の合計差枚数80,000枚
・少数設置機種 全30台の合計差枚数60,000枚
・バラエティー 全20台の合計差枚数15,000枚
以上、主要機種200台の合計差枚数300,000枚
全400台の合計差枚数160,000枚
1台あたりの平均差枚数400枚
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まずは上記のデータから、素直に参加期待値を計算してみます。
設置台数400台のいずれかに座れる確率は抽選参加人数が1,000人なので、
400÷1000=0.4(40%)
になります。
座れた場合、平均差枚数が400枚のプラスなので、両者を掛け算して求められる、
400枚×0.4=160枚
が、この日の参加期待値になります。
等価交換だとして、わずかに引き子の給料相場を上回るだけの数値ですね。
では、上記のデータに次のデータを加えてみた場合どうでしょうか?
・アイムジャグラー 全100台の合計差枚数-50,000枚
・その他残りの機種 全100台の合計差枚数-90,000枚
ある程度店舗の傾向から狙い台を絞れるケースとして、アイムジャグラーだけは狙い台から除外して、参加期待値を計算してみます。
上記と同じ計算をすると、アイムジャグラー以外の台に座れる確率が30%。
アイムジャグラー以外の台の平均差枚数が1台あたり700枚。
両者を掛け算した参加期待値が「210枚のプラス」になります。
先程よりはマシな値になりましたが、引き子を雇う手間暇と天秤にかけた時に、それに見合うだけの期待値が得られたでしょうか。
もちろん、もっと狙い台の精度が高ければとか等価交換ならとか考える方もいらっしゃるとは思います。
ですが、店側が160,000枚もの赤を出してる来店取材日ですらこの有り様なのですから、引き子を雇ってまで参戦するよりももっと効率の良いやり方が他にあるのではないかと私は思います。
<もう絶望する必要なんて……>
自分だけが馬鹿正直に引き子を連れていかないのは……
不安になる気持ちは分かります。
実際、抽選に漏れて、引き子を使った専業達が先に入場していくのを悔しい想いで見送った事が私自身も多々あります。
でも、そういう光景に出会ったとしても、もうイライラする必要なんてありません。
引き子を使う期待値なんて、殆ど存在しない事が分かった訳ですから。
これからは、上から目線で「ご苦労さん」と言ってやればいいんですよ(笑)
とはいえ、もうしばらくはその極々わずかな期待値に群がる形で、引き子全盛の時代が続くと思います。
引き子側は、朝大学に行く前のちょっとしたアルバイト感覚でメリットもありますしね。
という事で、引き子全盛時代を終焉させる最後のトリガーは、やっぱり店舗側の対策にかかっていると思います。
ブラックライトインクによる本人確認等、引き子対策に乗り出す店舗も出てきておりますので、フェアに抽選出来る時代が早く実現すると良いですね。
P.S
サンプルデータの取得の為に、様々な取材レポートを拝見したところ、全台高設定だったと報告されている割合が圧倒的に多かった「番長3」。
先を見据えて、新基準を盛り上げたいのはどこのホールも同じという事なのでしょうか。
逆に全くと言って良いほど設定が入らなくなっていたのが「初代まどマギ」。
「絆」は中間設定ベースでシマ全体でちょいプラで終わるか、全6か、という極端な傾向が見られました。
よろしければ、皆様の立ち回りの参考にして下さいませ。
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