[1]人の見た目をした狼がいる? [2016/12/16(金)] |
<前編のあらすじ>
「新世紀エヴァンゲリオン〜まごころを君に〜」のオール設定ホールで実戦を続ける誠と5人の仲間達。
設定1〜6まで、それぞれ1台ずつあるはずの6台のエヴァまご。
だが、判別の結果はいつも、青BIG先行の偶数挙動が4台。
赤BIG先行の奇数挙動が2台であった。
「この状況は本当に偶然なのか?」
偶奇の挙動に翻弄され、思うように収支を上げる事ができない中で、ある疑惑が頭によぎる。
「誰かが判別を間違っている??」
故意か、それとも単なる間違いかは分からない。
だが、どこかにこの状況を作り出していている原因があるはずだ。
〜人狼〜
この中に人の見た目をした狼がいる?
<犯人探し>
もし、誰かが奇数挙動の台を偶数挙動のように報告しているとすれば、それは3日とも偶数挙動の台を打っていた者だろう。
そう考えて、私は3日間の実戦データを振り返った。
●私 : 奇数→奇数→6
●加藤 : 奇数→6→奇数
●友人A : 偶数→奇数→偶数
●友人B : 偶数→偶数→偶数
●友人C : 偶数→偶数→奇数
●友人D : 6→偶数→偶数
毎日偶数だったのは加藤の友人BとD。
最も怪しいとすれば、この二人という事になろう。
元々加藤の友人達とは今回のノリ打ちを通じて知り合っただけで、私は彼等の事を何も知ってはいなかった。
「必ず正体を暴いてやる」
翌日、私はこの二人の台の挙動をつぶさに観察する事にした。
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