[1]バジリスク絆の高設定を巡る攻防 [2016/11/11(金)] |
日曜日、あと5分、あと5分だけと目覚まし時計に手を伸ばす。
その行為を2回、3回と繰り返すと、そのたびに目覚まし時計は何度でも私に300秒という時間の儚さを教えてくれる。
スヌーズ機能とは、かくも残酷なものであろうか。
意を決して布団から飛び出すと、時計の針は既に8時半を指している。
今日は近所のホールが取材系のイベント日。
朝一の狙い台は6台シマのバジ絆で、この店では過去に設定6を使っている事も確認できている。
店の規模と信頼度から考えて、設定6が1台あれば御の字というレベルではあるが、その代わりに開店30分前に自宅を出ても、余裕で絆に座れるのがこの店の魅力である。
開店時刻の午前9時。
パチンコに向かうおじちゃん、おばちゃん達の波をかき分けて、私は絆のシマへと辿り着く。
第一候補の通路側の角台には既に先客がいる。
私は仕方なく反対側の角台に手持ちのペットボトルを投げ込むと、ある異変に気付きリールを二度見した。
プレミア図柄の白いバーが揃えられている……
普段このホールで、朝一リールが揃えられている事はない。
にも関わらず、この日、バジリスク絆のシマだけリールが揃えられていたのだ。
しかも6台全て。
今日が取材系イベントの開催日である事を考えると、このシマに高設定、というか、設定6がある事を期待せずにはいられなかった。
朝一の稼働状況は、通路側の角台から順に以下の通り。
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●1番台 : 乗り打ちっぽい若者3人組の1人が着席
●2番台 : 乗り打ちっぽい若者3人組の1人が着席
●3番台 : 乗り打ちっぽい若者3人組の1人が着席
●4番台 : カップル(男性)が着席
●5番台 : カップル(女性)が着席
●6番台 : 私が着席
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あとは、この中のどの台が設定6なのか。
問題はそれだけだった。
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