[2]ホールから見たパチンコ・パチスロの色々 [2017/9/4(月)] |
≪パチンコ編≫
最近、本当にド派手な筐体が増えました。
私が初めて打った時のことを思い出しても、役物やら筐体やらそんなに派手なものはなかったと思います。
打ち手としては、やっぱり派手な方がワクワクしますよね。
新作牙狼は、テーマパークかよと言いたくなるくらいです。
ただホールから見た時に、そういった台はどういう風に思われているかということですね。
まず重さ。
これは真面目に死活問題です。
今作の牙狼は、確か56kgだったと記憶しております。
仕事人5ですら53kg、そして上の提灯は取り外しができるので、そこまででもなかったりするわけです。
牙狼は何も取り外しができず、しかも木枠を付けた状態でも自立できません。
自立用のキットも付属してたりするのですが、手間もかかります。
何十台とボックス単位で入れるホールは、まず入替時のコストがめちゃくちゃかかってしまうのです。
業者の手配もそうですし、入替時にかかる時間もそうです。
入替初週は設置業者の手配で大変だったホールもいっぱいあるとか。
(ちなみに私が研修中にいたホールでは手配できませんでした笑)
機械代ですらも高いのに、導入するまでに余計なコストがかかるのは、ホールもユーザーもどっちも厳しいわけですね。
あと、筐体の入っていたダンボール。
これ、専用の物らしいです。
中古として転売する際はこのダンボールじゃないといけないらしいですし、もう一度ダンボールだけ買うと1万円以上するとか。
しかも、このダンボールがめちゃくちゃ大きいんです。
何十台と買ったところは、どこに保管しようって話にもなります。
まさかの維持コストまでかかってくるスタイル。
派手なのはユーザーとしては嬉しい限りですが、ホールから見たらそこまで喜ばしいものではないんですね。
サンセイの悪口みたいになってしまいましたが、稼動がついて機械代償却出来ていれば、ホールとしては問題ないわけです。
筐体や演出の作り込み、わかりやすい脳汁ポイント、コンテンツに対する力の入れ方がハンパじゃありません。
まだそこまで導入から日が経っていないので確証はないですが、立ち見がしっかりできるあたり、パチンコの牙狼ブランドは健在のようです。
弊社開発陣の方に聞いたことですが、ハード面の開発にかけてはサンセイは頭一つ抜けている模様。
うーん、重くても少しくらい我慢したほうがいいんですかね……
どのメーカーにも、筐体に一長一短あるんだなあと感じました。
打っている側だった時には全く気づきませんでしたが、台を開ける側になってみると色々感じることがあります。
例えばサミーとサンヨー。
パチンコのガラスが開けづらいのでイライラします。
ユニバーサルのパチスロ。
エラー解除はしやすいですが、ドアオープンのエラー音が大きすぎて鬱陶しいです。
あと、ゴト対策と聞いてますが、バズーカ筐体は金属製なので重すぎます。
一昔前のオリンピアの筐体(麻雀物語2やシティーハンターのやつです)は、上と下が分離して開くという謎仕様。
仕事人5やアナザーゴッドポセイドンは、鍵の取扱いを間違えるとドアが開かなくなるアルバイト殺し。
ていうか、エラー解除とか台鍵くらい全メーカー統一にしてくれないですかね。
そんなところでオリジナリティとかいらないんです。
今後の筐体戦争はどうなるのでしょうか。
大分やり尽くされた感は出てきましたが、これ以上価格が上がらないことを願うばかりですね。
ちゃっちゃと機械代償却してくれれば、その後の設定にも期待が持てます。
ホールとしても、現状赤字状態の台に設定はいれたくありませんしね。
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