| [2]大記録に向けて [2019/5/16（木）] |
欲が出てしまった。
3連勝しているこの浮いたお金を、更に2倍・3倍と増やせるのではないかとドキドキしてしまい、そんな気持ちに逆らう事が出来なかった。
いや、だとしても、それの一体何が悪いのか？
それが私の長所ではないか。
そもそもスロットを目の前にした断固たる決意なんぞ、あってないようなもの。
そんな断固たる決意を貫けるようならば、そもそもスロットなんてとっくにヤメられているのだから。
「言い訳だけは3ベル並みだな、ヒグラシ！」
そんな声がどこからともなく聞こえて来るようだが、ちょっと何言ってるかわからないです。
今ならまだ間に合う。
ディスクアップだって、ハナハナだってまだ空いているのだから。
うぅ、腰が重いし足も重い。
地球の重力に勝てない。
もう動けそうにないから、バジリスク絆で今日は頑張ります。
例えこれがスロットの神様の罠だったとしても…
罠だったとしても、朝一1ｋで強チェリーから。
同色BIGを引けてしまえるのであれば、喜んで罠に飛び込もう。
幸先が良すぎるあまり、ハナハナとディスクアップに行かなくて良かったと心からそう思った。
しかしながら、そのBCがBTに入る事は無く。
そしてその下皿のメダルがなくなる前にまたしても強チェリーからBC・・・んっ？
どえらい事になった。
バジリスク絆において、朝一1ｋで「無双一閃」に入れるというのはバジリスク絆を朝一打つ全国民の夢だ。
軽く数万人はいるであろうその方々の夢を見事に叶えてしまった自分の腕っぷしに震える。
しかしながら、喜ぶのは早い。
この「無双一閃」を「真瞳術チャンス」にぶち込んだ時に初めて喜びに浸るべきだろう。
緊張する。
私の目はここまでに開眼しているのに。
手が緊張でビショビショになる。
それもそう、これを決めるか決めないかが、下手したら私の老後にまで影響を与えるかもしれないのだから。
えいやっ！！
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