[1]ジャグラーとiPhoneに翻弄された一日 [2019/2/26(火)] |
【2月上旬のある日】
時が経つのは早いもので、世は如月。
冬の寒さにもだいぶ慣れてきたが、財布の寒さには………いや、こちらの方がよっぽど慣れている。
本日向かっているのは、東日暮里にあるホール。
10時開店の並び順という事で、早起きさえすれば狙い台を確保出来るのだから嬉しい。
そんな私は、狙い台がそこまで絞れていないのにも関わらず、お店に到着したのは9時過ぎ。
気合いは十分だ。
近くのモスバーガーでテリヤキバーガーを食べながら幸せに浸る。
仮に試験で「幸せの定義を説明せよ」という問題が出たとしたならば、
「朝早くモスバーガーに行き、新鮮なレタスをふんだんに使用したテリヤキバーガーを食べながらコーヒーを飲む事」と回答していただろう。
あー、毎日がとてつもなく楽しい。
私が仮にスロッターでなかったとしたら、こんなにも幸せな朝を知る事も迎える事もなかったのだろう。
「幸せはいつも自分の心が決める」
相田みつをさんの有名な言葉だが、まるで自分が先に思い付いていたんではないかと勘違いしてしまうくらいにしっくりくる言葉だ。
そんな幸せに浸りながらお店の前で寒さに震えていたら、あっという間に開店。
このホールは、今までの傾向からすると「最新台」と「ノーマル」が強い印象。
そんな事を考えながら店内でウロウロしていると、「アイムジャグラーAnniversary」が最新台で4台導入されている事に気付く。
待てよ。
よくよく考えれば、この「アイムジャグラーAnniversary」が最新台ならば、先程の「最新台」と「ノーマル」の両方の条件を兼ね揃えているではないか。
重い体を、無理やりこの台のイスにスベらせる。
それもそのはず、全くもって本望ではない。
本音を言えば、AT・ART機の中から無邪気に選びたいのだ。
「ノーマル <<<< 越えられない壁 <<<< 爆裂機」な私なのだから。
まだまだAT・ART機が空いている状況で朝からジャグラーを選んで打つという行為は、私にとっては滝修行並み。
ノーマルならば、「設定6」という札が刺してあってようやく納得して座るくらいだ。
「何様じゃ、ヒグラシ!」
そのような声がどこからともなく聞こえるようだが、身銭である以上、どのように使おうと私が納得する形が正解なのだ。
例え、それによって色々な物を失う事があっても、納得しない形が100%良い方向に行く訳ではないのだから。
そして、結局はどのような選択肢を選ぼうとも、身銭である以上、全ては自己責任。
上記の信念を踏まえながらも………選んだ機種は結局のところ「アイムジャグラーAnniversary」。
なんだかなんだ言いながらも、軍資金の乏しい今の状況で無根拠爆裂機なんて打っていられるわけがないのだ。
むしろ、打たないのが正解なのかもしれない。
でも、それは私の性質上不可能なので正解から除外させていただく。
…この病気の名前を僕たちはまだ知らない…訳がない。
知りたくなくても、よくホールのトイレとかに貼ってあるポスターがイヤでも教えてくれる。
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