[2]本当の意味での勝利を求めて [2018/8/13(月)] |
501匹ワンチャン。
しかしながら、チャンスなど一つもなかった。
赤保留には期待するなと前もって忠告は受けていたが、その赤保留すら来ない始末。
思わせぶりは嫌だが、思わせぶりがなきゃ生きていけない。
1kあたり22回転近く回っているのが功を奏し、投資はまだ23k。
それからも、一向にチャンスはこない。
それとは打って変わって、隣りの北斗無双はコンスタントに当選。
その隣りも然り。
一瞬で1万発に到達する破壊力を目の当たりにし、“当たりさえすれば取り返せる”という気持ちが込み上げてくる。
しかしながら、パチンコに天井はないが、私の資金には天井がある。
1000回転までに当たらなければやめよう。
1001回転の写真を撮り「1001匹ワンチャン♪」などと言って悲しみを薄れさせようと思うものの、よくよく見たら1002回転。
ただただ絶望的な写真となった。
「1000回転でやめるっていったじゃーん!」
と言われようものならば、
「本当にヤメられるわけないだろ、ボケナス!」
と瞬時に返してしまいそうな心境だ。
心を濁し、言葉を汚くして得る物は、ただの負債。
こうなったら、2000回転でも3000回転でも回してやろうではないか。
1回でも当たれば、今日は私の勝ちだ。
勝った。
長かった。
本当に長かった。
約60kで得たものは約600玉。
軽々と2万発を超える台が続出している中、なんで私の台だけ。。。
そう思うのはいつもの事。
この悔しさがいつの日か、さらなる投資へと繋がり、さらなる悲しみを生み出そうとも、決して後悔はしない。
闘う事をやめてしまったら、その先にはもっと過酷な人生が待っているのだから。
■投資 : 60k
■回収 : 0k(オーケイではない)
■収支 : 書きたくもない
翌日…
気が付くと、都内にある有名店の抽選を待つ自分がいた。
「気が付くと」とはあまりにもカッコつけた表現だ。
ギャンブラーにとって、ある程度の大敗であろうとも酒を飲んで寝てしまえば、少々の事は忘れると言う。
そうは言っても、昨日ストレートに60kを失ったのにも関わらず、今日はやれるという気がしてならない。
この期に及んで、悔しさよりも楽しさが上回っているのだ。
なんなら酒だって飲めない私が。
仮に「一度死ななきゃ分からない」というタイトルの銅像が立つとするならば、今の私の姿は恐らく最終審査まで残る逸材ではないだろうか。
負ければ負けるほど燃え上がってくる。
「強いヤツが相手だとオラァ、ワクワクする!」と某アニメの主人公がいかにも言いそうな言葉と何ら心境は変わらない。
違うとすれば、ウ○コとケーキほどの実力の差ぐらいだろうか。
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