[2]センター・オブ・ジ・チェリー [2018/6/9(土)] |
開店と共に初代まどマギのシマへ向かうと、角と角2が空いていた。
いつも強いのは角。
たまにそれを超越した強さを見せるのが、角2。
それならば、大勝ちか大負けでいい。
迷わず角2を確保。
誰よりも早く最初の1回転を回す。
その結果、誰よりも早く1万円を失う。
スロットにおいて、1万円を失う事は実に容易い。
あれだけ食費を削り、欲しいものを欲しくないと言い聞かせて暮らしてきたのに。
もう後には引けない。
攻撃は最大の防御なのだ。
それ故に、投資は最大の……………
良い表現を思いつかない。
そうこうしているうちに、とうとう2万円目も失った。
2万円で堪能した演出は、「円環の理」と「マジカルチャレンジ1回」のみ。
最後の1万円…。
どこからともなく、“挑戦しますか?”とそんな声が聞こえてくるようだ。
はい、挑戦します。
ここで最後の1万円をサンドに。
現在550回転。
モードは通常A。
しかしながら、期待度の高い600回転台もさらっとスルーし、気付けば700回転で残り5千円。
このままでは、999Gの天井にも届かない。
こんな事ばかりではないか。
ただ、天井が近いのであれば話は別だ。
奥義、
『生活費』
を繰り出すまで。
そんな窮地に追い込まれながらも、一向に降り注いでこないレア小役。
「僕たちはレアだからそんなにヒョコヒョコと顔出しません」と、そんな態度すら感じる。
とうとう3万円がなくなり、現在は830回転。
あと1万円あれば天井まで届く。
胃が痛い。
こんな自分嫌い。
早く楽になりたい。
ATMに向かう途中で、そんな事をボソボソとつぶやく。
途中にある交番で、おまわりさんに思わず聞いてしまいそうになる。
「私が落とした中段チェリーは届いてませんか?」と。
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