| [1]後悔、先ビカリせず [2017/5/12（金）] |
こんにちは、ヒグラシです！
まずはじめに、、、
皆様、温かい言葉を本当にありがとうございました！！
こんなに身勝手な自分を見捨てないでいてくれた事、更には覚えていてくれた事がとても嬉しかったです。
この喜びは、もはや中段チェリーを引いただとか、大量上乗せしただとか、そんなスロット用語に置き換えられるものではなく、朝一フリーズしたくらい嬉しかったです！
そして皆様の声が力となり、またまた記事を書かせて頂ける事となりました！
今後とも隔週予定ではありますが、過去の事や現在の事、はたまた未来予想図なんて書かせて頂けたらなぁと思っております。
それでは今回は、そんなヒグラシの社会人寸前の2007年（約10年前）のスロと恋愛と仕事（日雇い）に精一杯だった頃の話を、まるで昨日の事のように話したいと思いますので、興味ある方は是非、暇な時にでも読んで頂ければ嬉しく思います！
それでは、ヒグラシのスロ恋物語〜2007〜をどうぞ…！
…2007年3月。
友人（中年H）：
『ヒグラシー、いい加減にその台はもう止めた方が良いって！』
ヒグラシ：
『出だしは設定6のグラフだったし、またすぐに爆発すると思うんだよね！ 他にやりたい台もないし、今日は1日このホヤホヤの最新台【リングにかけろ1】に賭ける！』
友人（中年H）：
『一瞬でも出れば高設定みたいな考えはいい加減にやめなってば… まぁ好きにしなよ、大体11Kしか軍資金ないのによくもそんな自信持てるよなー。 それに1日打つって、まだ11時半だけどな…』
ヒグラシ：
『…』
あー、まずいなー。
あと4Kしかない。
出だし2K投資からの一撃800枚でやめておくべきだった。
この出玉が全部飲まれ、更に7Kを投資する事になるなんて誰が想像できただろうか。
しかも、さっきから見てましたよばりのタイミングで中年Hも声をかけてくるし…
このタイミングで止めてしまうのは、中年Hのアドバイスを丸飲みしたようで何だか腑に落ちない。
かといって残りの4Kでこの爆裂機に挑むのは、全裸でブーメランフックを受けるようなものだ。
まぁいいか。
来月からは新社会人になる訳だし、このギリギリの生活もあと少しな訳だ。
思う存分やってやろうじゃないの！
〜翌日〜
大学の友人らが、新社会人生活までの残りの休みを卒業旅行などで満喫している中、自分は…交通費と昼食代は大丈夫かと財布の中を確認し、朝7時に工場へ出発する。
卒業旅行に行けないことが悲しい訳でも、朝7時に工場へ出発する事が悲しい訳でもない。
今日というこんなにも天気の良い日に、朝からスロットが打てない事がただただ悲しいのだ。
なぜ昨日の残りの4Kをジャグラーに回さなかったのか…
後悔はいつも先ビカリしてはくれない。
今日は初めての工場での勤務という事もあって、最寄りの駅で同じ工場へ向かう派遣の方と合流してから、一緒に工場へ向かうという流れだった。
いざ到着してみると、40歳前後のそれらしき人が立っている。
レア役ぐらい分かりやすい。
早速合流してから工場へ。
着いた工場は、やたらダンボールが多く、そしてそのダンボールがでかいのなんの。
これを持ち運ぶとかの作業だとしたら、本業に支障をきたすのでごめんなさい、なんて理由で逃げ出してしまおうかと思ったが、実際は大きなダンボールにテープをぐるぐる巻きにするといった、何とも簡単な作業だった。
ベテランのおじさんに『君、筋がいいねー！』なんて言われた事で、人生で数少ないビギナーズラックのストックをここで一つ使ってしまった気がした。
しかしながら、ここで稼げる金額は6Kのみ。
メダルにしたら300枚のみだ。
スロットなら10分で稼げるではないか。。
都合よく解釈する脳内回線だけは常に最先端だ。
…ふとここで、付き合って3ヶ月近くになる愛しき彼女の言葉が脳裏を過る。
『常にポジティブな所が好き』
そんな言葉を、全て包み込むような笑顔で言ってくれた事があった。
この愛しき彼女を裏切ったり泣かしたりするような事があってはならないのだ。
この稼いだ6Kで、明日のデートの時にアイスをご馳走してあげよう、もちろん好きなだけトッピングも足してもらって。
〜翌日〜
AM11時に、京急川崎駅の改札前で待ち合わせる。
あいにくの雨だ。
朝から自分の欲望のままに、好き放題時間を使う事が出来る日々も残りわずかか…
そんな事を考えていたら、無性にスロットが打ちたくなってくる。
レバーをを叩きたい。
メダルに触れたい。
サンドに諭吉をいれたい。。
本来なら、大好きな彼女と朝からデートが出来るなんて、他に比べる事が出来ない程特別で価値のある時間のはずなのに。
するとこのタイミングで彼女からメールが。
『本当にごめんなさい、ちょっと家の事で色々バタバタしてて遅れます。』
すぐさま返信をする。
『全然構わないよ！ 家の事落ち着いたらまた連絡して！ ゆっくり、ホントゆっくり、気を付けて来てね！』
…少しだけ打てるっ！
遅れは、いつも胸を踊らせてくれる。
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