[1]チバリヨの悲劇 [2021/11/23(火)] |
【10月中旬】
Dの付く日といえば、多くのスロッターが意識するのが「ジャグラー」。
言わずもがな、お店側もDの付く日は「ジャグラー」を強めにする店が多い。
常に軍資金との闘いの私にとっては、「ジャグラー」との関係は切っても切れない。
ただ有り難い事に、最近では「ジャグラー」が一番好きなんじゃないかと思う事さえある。
今回は、そんなDの付く日に普段から「ジャグラー」がめちゃくちゃ強いお店に行った日のお話。
自宅から約1時間のお店。
まるで仕事にでも出かけるような雰囲気で家を出る私に、母はいつも通り「気を付けて行ってらっしゃい」と優しく声をかけてくれた。
もちろんパチ屋へ行く事なんぞ母は知らない。
30中盤というこの歳で「実家」という甘えた環境の中にいながら、まともに働きもせずに貯金もない事も母は全て知らない。
どうにかしてこの甘えた環境からいい加減抜け出さなくては…。
かといって、パチスロをやめるという選択肢はもうない。
そうとなれば勝たなくてはならない。
勝つためにはどうしたらいいか。
いや、もはや勝ち続ける事は不可能だ。
それならば、負けを少なくするためにはどうしたらいいか。
だが、低貸しはいつも長続きしない。
そんな自問自答を繰り返した結果、
「ジャグラーで本気で立ち回る」
というのが、私にとって一番であるという結論に辿り着いた。
●お店選び
●イベント狙い
●台選び
●設定推測
上記の4点を妥協せずにしっかりと意識することが出来れば、きっと素晴らしいスロッターズライフが待っているはずなのだ。
それを踏まえ、今回はDの付く日に「ジャグラー」がめちゃくちゃ強いお店へと向かっている。
さらには台選びもしっかりと前日に予習し、過去の傾向もしっかりと復習した。
設定推測に必要な小役カウント機「カチカチ君」だって購入した。
これだけすれば、負ける要素なんて一つもない。
仮に負けたとしても、昔の爆裂機ばかりに身を投じていた暗黒時代のように「5万、10万負ける世界線」にはもういない。
ある意味負けようと勝ちだ。
そう考えるだけで心が安定した。
そうして迎えた運命の開店時間。
「ジャグラーコーナー」へと一心不乱で向かい、一つの席を確保した。
運命はどうしてこんなにも私に対して意地悪なのだろうか。
抽選負けをした結果、150台近くある「ジャグラー」が一台も空いていなかったのだ。
抽選が300番だった時点で薄々予想はついていたが、帰るという選択肢はなかった。
それもそうだ。
「1時間+交通費2000円」をかけて来ているのだから。
すんなり帰れるはずがない。
それでも、もしかしたらという奇跡を信じて入場した。
しかしながら、ジャグラーの並びにある「チバリヨ」を確保するのが精一杯だった。
確保したとなれば、打たない選択肢はない。
ちなみに、「チバリヨ」は打った事がない。
かろうじて知っている事は、「沖ドキ!」みたいな仕様であり、低設定でも爆発する事が多々ある一撃性に優れた爆裂機だという情報のみだ。
「ジャグラー」に空き台が出るまでの間、この「ジャグラーコーナー」を見渡す事の出来る「チバリヨ」で打ちながら待機しよう。
そう考えると、ジャグラーを確保できなかった場合の立ち回りとしてはベストな判断をしたと自分で自分を褒める事が出来た。
すると・・・
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