[1]7月7日の奇跡 [2021/7/24(土)] |
7月7日。
つまりは、スロッターにとっては年1のイベント。
もちろんスケジュール帳には
「打ちに行く」と、でかでかと記入してあった。
お店は、毎日300人以上が並ぶような、都内屈指の優良店をチョイス。
仮に抽選で負けようとも、適当に座ったバラエティが
ヒトシマ全Eなんて事も日常茶飯事のお店。
すると前日の夜に、当サイトライターのひごもっこす氏から連絡が。
「ヒグラシさん、明日どこで打ちますか?」
結果、当サイトの豪腕エンタメライターであるひごもっこす氏と都内のマイホへと出陣。
2人の狙いは別々だったが、ひごもっこす氏は
「ガルパン劇場版」と、例え7月7日であっても好きな機種を打つという志はさすがの一言。
一方私は、勝つためなら例え嫌いな機種でも打つというスタイル。
いつから私は、こんなまともな思考回路になってしまったのか…。
ちなみに7月7日が熱いと言われる機種は、
■政宗シリーズ
■北斗シリーズ
■エウレカシリーズ
■ウルトラセブン
等々だろう。
あとは抽選次第といったところだったが、500人弱の並びで私が勝ち取った番号は「150番」。
「この番号ならどれでもいける!」
もはや勝ち確とでもいわんばかりの気持ちで、
「政宗3」の角台を確保。
もちろん初打ち。
6号機という事で、設定推測などはかっちりせずとも、3000Gくらい回せばグラフの感じですぐに答えは出るだろう。
AT終了画面の豊富な設定示唆も毎回チェックすれば、鬼に金棒ってもんだ。
そんな安直な考え丸出しで、全ての意見をシャットダウン。
というか、7月7日の七夕の日に「政宗3」の角台が高設定でないわけがない。
負ける未来を想像する方が難しかった。
しかしながら、開店から10分後。
約500人が入場したというのに、「政宗3」のシマに誰も来ないではないか。
皆どこにいってしまったのか。
一体どういうことなのか。
友達10人呼んで「政宗3」のこの空き台を全て埋め尽くしたい。
そんな欲望に駆られた。
それにしても、こんな日に「政宗3」が全台空いているとは、なんて勝ちやすい店なんだ。
毎日通ってやりたいもんだ。
そんな事を考えながらコーヒー片手に回すこと約1時間。
まさかではあるが、3枚目の諭吉がサンドに。
そして、そのまま天井到達。
6号機において朝一番に一番深い天井を食らった時点で、「設定E」である可能性はだいぶ薄い。
とはいえ、ヤメ時なんて一度もなかった。
簡単に根拠もなしで、6号機を0Gから回した自分の考えの甘さに胸が締め付けられる思いだった。
いや…根拠はあった。
七夕と言えば間違いなく「政宗」なのだから。
ちなみに「政宗2」は全台ブン回しモードに入っている。
「そっちだったか!」
悔しさはこみ上げたが、そもそも開店してから10分近く誰も「政宗3」を確保していなかった時点で怪しむべきだったのだ。
あの時の私は不覚にも、
「なんて勝ちやすい店なんだ」
と、そんな気持ちしか湧きあがらなかった。
私はなんでこんなにも養分なのだろうか。
間違いなく、このパチスロ業界を支えている人間だ。
とはいえ、まだ勝負が終わったわけではない。
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