[1]エイリやんが思い出させてくれた事 [2019/9/13(金)] |
【8月下旬】
前々回の連載記事の「まどマギ2」の奇跡から数日。
「しばらくスロットはお腹いっぱいだから打たなくてもいいや。」
そんな風に思えている自分がいた。
そして、このようにスロットと適度な距離を取る事が出来ている自分を心から誇らしく思った。
向かっているのは栃木県にあるいつものホール。
前回奇跡的な大勝ちをしたわけだし、それ以上の奇跡的な大勝利を収めるのはまず無理だろう。
今日は無難にノーマルタイプで「トントン」 or 「ちょい負け」で済めば勝ちみたいなものだ。
選んだ機種は、「アイムジャグラー」。
朝一から「アイムジャグラー」を確保してニヤニヤ出来る自分を心から誇らしいと思った。
そして、勢いよくぶん回す事13G目に・・・
光った。
またしても1k目で当ててしまった。
しかもBIG。
完全に運なのだが、自分の剛腕で当たりをもぎ取ったのではないかという錯覚に陥る。
そして、その後も立て続けに100G以内に当たり、あれよあれよと言う間に1000枚over。
幸せ過ぎる。
まるで将来の幸せが約束されたかのような安堵感に包まれる。
故に、そんな単純な脳みそに生まれた事に感謝の気持ちが絶えない。
さらに、本日はしっかりとカチカチ君でブドウ確率を数えている。
例え出玉がウン千枚になろうともブドウ確率が悪ければ継続する気はさらさらない。
自分自身の成長ぶりに鼻の下が伸びっぱなしだ。
その後も、ボーナス合算こそ設定6さながらではあったが、ブドウ確率が設定1よりも悪い。
とは言えど、ボーナス合算が良い分ヤメる事が出来ない自分がいた。
それから、2000G、3000Gと経過。
ボーナス合算が設定6から設定5の数値へと沈んできた。
それに伴ってブドウ確率はどんどん下がっていき、3000G回して約1/7.1。
持ちメダルは800枚ほど。
よし、ヤメよう!
今までだったら絶対にヤメる事の出来なかった状況でこの台を手放す覚悟を決めれた自分が本当に誇らしい。
ブドウを数える事を教えてくれた方々に感謝が尽きない。
そして、
「ブドウを数えるくらいならスロットなんて打たない!」と頑なに言い張っていた過去の自分にドロップキック。
しかしながら、一旦スロットのエンジンが入ってしまった私がお昼過ぎでホールを出られる訳もない。
という事で、この800枚となったメダルを持って台移動する事に。
投資は1k。
最悪75枚だけでも流す事が出来れば勝利と言うこの現状。
「10万勝ちするか、10万負けするか。そんな勝負がしたいんです。」と頑なに言い張っていた過去の自分にチョークスリーパー。
すると、合算・バケ共に高設定丸出しの「ディスクアップ」と目が合う。
なぜこんなにも良い台が空き台になっているのか?
もしかしたら、それさえも絶好調・絶好運に包まれた私への恩恵なのかも知れない。
「人生とは実にシンプルだ。」
過去に誰かが言っていたような言葉が、自然と自分の口から出て来た。
そして、ここでまたしても奇跡は起きる。
最初に投入した30枚でゲチェナからのBIGをもぎ取ってしまった。。。
座る所座る所ですぐボーナスにありついてしまう奇跡に、心の動揺が隠せない。
ただ、よくよく考えれば、前回の「まどマギ2」の1kでのフリーズは確かに奇跡というに等しい出来事ではあったが、「ジャグラー」や「ディスクアップ」でお座りしてすぐに当たるのはそう珍しい事ではないのではなかろうか?
そう考えたら、なぜだか冷静になることが出来た。
本当の奇跡とは、その早い初当たりから何倍ものコインに膨らませることができて初めて言えるものだ。
それ故に、
「奇跡の無駄遣いをしてはだめだ!もっと傲慢に、もっと強欲に!」
そんな天使の声がどこからともなく聞こえて来た気がした。
結果、そのBIG中のビタ押しでデカプッシュからの50Gをゲットし、DJゾーン100GゲットからのDT突入からのシンディ。
ニヤニヤして鼻の穴が広がる。
もっと傲慢に、もっと強欲にと言い聞かせては心を落ち着かせようとするものの、鼻の穴が喜びを隠せない。
そして、小刻みにエイトビートを刻むアゴも喜びを隠せない。
気付いたら全身が「トゥ、トゥ、トットットッ♪」というBGMにどことなくつられはじめている。
今がスロットで一番楽しい瞬間かも知れない。
この大勝利したお金でどんな贅沢をしよう、どんな美味しいものを食べよう、誰を喜ばせよう、何を打とう。
妄想は膨らむばかりだ。
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