[1]ヒグラシとパチスロとの遭遇 [2013/8/13(火)] |
はじめまして!
私、『ヒグラシ』と申します!
幼少期から青年期は何をやっても続かない子だと周囲に噂され、親からは諦められ、妹からは同情され、友人からは馬鹿にされながらも、唯一…
そう、唯一10年近くも途切れることなく続けてきたもの。
それは『スロット』でした。
この10年間にどれだけの人を傷つけただろう、どれだけの人を幸せにしただろう。
そう、私がこれから綴っていく物語は紛れもなく事実で、悲しいけれどどこか温かい。。。
そんな気持ちになっていただけたら幸いです!
〜スロットとの出会い〜
それは私が19歳の大学一年生の時の話です。
当時深夜のファミレスでアルバイトをしていた私に、やたら近寄ってくる女性のKさん。
その方は、当時31歳の誰から見ても綺麗なお姉さんで、昼間はОLをしながら深夜はファミレスで働くといった、勤労意欲バリバリな女性でした。
よくよく話を聞くと、Kさんは独身で相手もいない潔白の女性だというから、私が恋に落ちるのは誰がどの角度から見ても時間の問題でした。
Kさんと一緒に働くようになってから約一ヶ月半が経ったある日の勤務中。
レジ閉めをしながらお金を数えていると、横にいるKさんからやたら視線を感じる。
気のせいでもなく、それはとても違和感のある視線。
ドキドキしながらKさんの方に顔をやると、Kさんから『ヒグラシ君ってギャンブルとかするの?』
どうやら私の小銭さばきが何とも手慣れていたようで、スロットをしているんじゃないかと思ったらしい。
『やった事ないです』と答えたところ、この会話を皮切りに、Kさんが‘オカルトスロット中毒者’である事実を知らされたのでした。
『絶対勝てる方法があるから今度一緒にやらない?』
Kさんのその真っ直ぐで無邪気な笑顔を前にしてしまっては、ただただイエスマンになるしか術がなく・・・
『いいですね! 実は一度はやってみたかったんですよ!』
・・・それが、私のスロット人生の幕開けでした。
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